ゴロフキンの強さの秘密

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2018年5月7日、アメリカ・カリフォルニアでボクシングミドル級の絶対王者ゲンナジー・ゴロフスキンの最新試合が行われました。

相手は格下の相手だったが、最強と言われたゴロフスキンも35歳となり最近はめっきり「衰え」の文字がついて回るようになってしまいました。

しかし、結果はと言えば、、、2回1分53秒KOでゴロフスキンの圧倒的勝利。

格下とは言え今回の相手バネス選手も過去にKO負けをしたことがない強者、ゴロフスキンここにありと言わんばかりに、2回でリングにねじ伏せてしまいました。

一体この王者の黄金時代はいつまで続くのでしょうか?

ここまで長期的な王者となれば、さんざん研究もしつくされていることでしょう。

それでも、やはりこの男は負けないし、倒れないのです。

今回は色々な視点で、この無敗の王者「ゲンナジー・ゴロフスキン」の強さの秘密に迫ってみたいと思います。

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ゴロフキン強さの秘密

インターネットなどを見ると、このゴロフスキンの強さについてさんざん意見や分析が行われ、それについての多くの記事を見ることができます。

最も多いのが

「拳の強さ」

「体(体幹)の強さ」

について語ったものが多いです。

しかし、それだけでここまでの強さや結果を残せるものでしょうか?

拳が強い、フィジカルが強いだけの選手なら恐らく、ゴロフスキン選手以外にも良い選手はいるはず。

筆者が思う、ゴロフスキンの強さの秘密はここだというポイントを挙げてみます。

ゴロフキンの強さの秘密…精神性

まずは、その精神性です。

精神力ではなく、精神性なのです。

精神力と言ってしまうと、根性や忍耐力・気迫、リスクを恐れない攻撃性などのイメージが沸いてしまいますが、私が思うのに、それはゴロフスキンの持つ心の強さとは少しニュアンスが違う気がします。

ゴロフスキンはあくまで冷静、そうかと思えばKOに対して恐ろしく貪欲であり、打ち合いを求められれば必ず応える度量も持っている、それでも決して我を忘れた打ち合いはしない。

打ち合いの中でも必ず、KOを獲るべきして取る技術が伴っており、その結果相手を倒しているのです。

何千、何万の観衆や無数のテレビカメラに囲まれ、その中で男同士が殴り合うという異常と言えば異常な状況で、なおかつビジネスとして恐ろしい金額が注ぎ込まれている。

そんな中で、ここまで冷静でいられるのは彼の精神性に由来するのでしょう。

もちろん、これは練習で鍛える部分もあると思いますが、彼の生い立ちにその秘密が隠されているのではないかと思います。

そう思って調べてみると、やはりゴロフスキンはかなり特殊な生い立ち・経歴の中でボクシングと向き合ってきたようです。

ここで少し紹介してみましょう。

ゴロフキンの強さの秘密…生い立ち

まず、ゴロフスキンはロシア人の父親と、朝鮮人の母親のハーフで、カザフスタンに四人兄弟の一人としてこの世に生まれました。

母親は朝鮮から亡命し、カザフスタンという土地柄、常に戦争や紛争といった環境の中でゴロフスキンは生活していたようです。

そんな中10代で兄が戦争にいくことになり、そのまま兄を2人も戦争で亡くしたようです。

同時期にソ連が崩壊し、今のロシアとなりました。

その混乱でカザフスタン経済が悪化、一家も貧困のどん底に突き落とされたようです。

貧困、戦争、家族の死。

厳しすぎる現実の中、14歳で始めたボクシングは、ゴロフスキンにとってはむしろ生きることに直結していました。

ボクシングで強くなり、勝てばお金が稼げる、そして家族が生活できる。

負ければ本人はもちろん一家もろとも地獄のような生活を強いられる。

そんな生活を10代から続けているゴロフスキン、一体いくつの修羅場をくぐりぬけてきたのでしょうか?

日本やアメリカ、今世界で先進国と呼ばれる国でそんなバックグラウンドでボクシングを始める人間が一体どれだけいるでしょうか?

ゴロフスキンが10代の頃に経験したそれら一つひとつが現在の彼の精神・心を形づくっていることは間違いないでしょう。

きっと彼は、ここまでの地位を築いても、どんなに周りがお膳立てし、スポットライトを浴びても、マスコミに注目されても、彼の心はこの10代で経験した「心の原点」に立ち返っているに違いありません。

地に足をつけ、背伸びすることはない。

彼のファイトスタイルは、彼のそんな精神性が基礎となっているのではないかと私は思います。

ゴロフキンの強さの秘密…ポジション取り

そしてもう一点、彼がここまで無敗を続けられる秘密として、今度は技術的なところを挙げたいと思います。

ズバリ「ポジション取り」です!

ぜひ動画サイトで彼のKOシーンをスローでみていただくとよくわかります。

打ち合いでKOするシーンをよく見ると、ゴロフスキンは必ず、相手のパンチをもらう覚悟で自分もパンチを打っています。

しかも、その相手のパンチはギリギリで当たらなかったり、当たっても力が伝わるポイントがずれてヒットしているのです。

0コンマ何秒での攻防で、ここまでのきわどい戦い方ができるのも、それを自分の体に刷り込ませる圧倒的な練習量と、その練習に忠実な試合運びを行える冷静な心なのでしょう。

まとめ

今回は「精神性」と「ポジション取り」に焦点をあてましたが、まだまだゴロフスキンには誰にも発見されていない強さの秘密があるに違いないと感じます。

本人しかわからないそれが分かったとき、ゴロフスキン攻略の糸口がみえるのかもしれません。

年末の対戦が噂される村田諒太は、これを見つけることができるでしょうか?

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