ここまで強い日本人がいていいのか!?
そんな衝撃的な試合が2018年5月26日東京大田区総合体育館にて行われました。
その男の名は「井上尚弥」。
怪物やモンスターという愛称がつく彼、「強い」「強い」と言われ続けていますが、まさかここまで強いとは。。。
見ている人間にため息をつかせる「強さ」にまで成長したこの規格外の日本人ボクサー「井上尚弥」の最新試合、vsジェイミー・マクドネル戦について語ってみたいと思います。
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最新試合 井上尚弥vsジェイミーマクドネル戦の詳細

2018年5月26日東京大田区総合体育館で起こった衝撃を見て、井上尚弥ファン、ボクシングファンは改めてこの世紀の大天才と同じ時代に生きていることを感謝しなければいけないかもしれません。
相手はWBA世界バンタム級の王者ジェイミーマクドネル選手。
6度の王座防衛に成功しており、4年以上この王者の地位を保持し続ける実力者です。
また王座を外して考えると彼はプロ戦績10年間無敗という記録も残しています。
その王者をなんと1ラウンド、1ラウンドですよ!
1ラウンド1分52秒でTKOで葬ってしまったのです。
正直、世界王者同士というのはそこまで差が開いているはずがないのです。
こんなに圧倒的に差がついてしまえば、なんのために世界のボクシング4団体が独自で王者を設けているのかって話ですからね。
その王者の実力基準が崩れ去ってしまいますからね。
まあそのぐらい今回の試合内容は圧倒的、圧倒的に井上尚弥の圧勝でしたね。
短い試合時間ではありますが、簡単に試合内容を振り返っていきましょう。
試合内容を振り返る

まずゴングが鳴ると堅実的な戦い方で有名なマクドネル選手は、間合いを置き相手の様子を伺う形で、特にお互い大きく拳を交えることなく30秒が経過します。ここまで見ると誰もこの後の試合展開は予想できませんでした。
しかし、30秒を過ぎるとお互いが数発パンチを交わすシーンが出てくるようになります。
この時点でボクシング好きな人なら、パンチ力、回転力の速さともに井上が圧倒的なことがわかったと思います。
その中で、数発井上選手の鋭いボディブローがマクドネル選手の腹を捉えました。
この時点で、ステップ・表情・どれを取ってもマクドネル選手が明らかに押されている印象を受けた人がほとんどだと思います。
そして一気に試合が動いたのが、1ラウンドの半分経過する直前です。
井上選手のオーバーハング気味の左フックがマクドネル選手の右テンプルにヒットします。
このままダウンかと思いましたが、マクドネル選手なんとか踏ん張り体制を整えようとします。
しかし、頭・膝・ボディともに効きまくっているのは明らか、井上選手はここを見逃しませんでした。
「トルネード」という風にマクドネル選手からも警戒されていた恐ろしく回転の速い左右のフックやストレートを畳み掛けます。
その内の左ボディーがマクドネル選手にヒットしマクドネル選手一回目のダウンをきします。
マクドネル選手はなんとか5カウントぐらいで立ちあがるものの、もう観ている人の多くがこの後の決着を予感できたはずです。
試合が再開されるとすかさず井上選手は上記の「トルネード」を繰り出します。
その乱打を受けマクドネル選手は膝から崩れ落ちます。
この様子を見て、レフェリーが試合続行不可を判断。
そのまま1ラウンド1分52秒で井上選手のTKO勝利となりました。
4年近くマクドネル選手が守り抜いたWBA世界バンタム級の王座をわずか112秒で奪取してしまったのです。
マクドネル選手の敗因は減量の失敗?

今回の試合結果をネット上で検索すると、試合結果・試合内容の大きな原因はマクドネル選手がコンディション作りに失敗したから的な記事がちらほら見られます。
しかし、それは論外です。
プロボクサーにとって「減量」からすでに試合が始まっています。
また、前日の計量をクリアはしたもののマクドネル選手の当日体重はなんと65kg弱!
バンタム級のリミットは53.5kgなので1日で12kgも体重を戻したことになります。
一方の井上選手は当日59.5kg。
つまり試合当日井上選手は5kg以上体重が重い相手と戦ったことになります。
だって65kgというと今回のバンダム級よりも6階級も重いウェルター級のリミット体重ですからね。
減量だの、ウェイトだの、コンディションなどそんなの負けた理由にはなり得ませんね。
そして何より、マクドネル選手が減量やコンディション作りに成功していたとしても、その実力差はどう考えても井上に軍配があがると多くの関係者が感想を述べています。
しかしそこはさすが元王者、そして紳士の国イギリス、井上選手に関しては完敗を素直に認め、コンディションなどの理由を盾にすることはありませんでした。
この試合で、日本人最速の3階級制覇を成し遂げモンスター「井上尚弥」選手、どこまで我々を驚かせてくれるのか、楽しみで仕方ありません。
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