まさに標題の通り、「The Wait is Over!」待つのは終わった!です。
やっと公式にリリースされた岩田翔吉のプロデビュー戦!
このなんといっても楽しみな一戦を、まとめていきたいと思います。
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注目されたプロデビュー戦
このブログでも再三言っていますが、岩田翔吉はまだプロデビュー前の1ボクサーに過ぎません。
アマ時代に数冠制覇したわけでもなく、オリンピックに出場した事もありません。
アマ時代には現在プロで活躍する田中恒成や井上拓真に勝利していますが、目立った成績がないので、メディアの注目もそこまで高くありません。
しかし、それでも私はこの選手に注目せざるを得ない!
「何かしてくれそうな選手」というのは、そうは出てきません。彼がまさにそうなのです!
丁度、山本KIDが対村浜戦で衝撃K-1デビューする前、KID選手を知っていた人達はこんな心境だったのかもしれない。。
岩田選手への期待は、世界チャンプになる事もそうですが、ボクシング界で唯一無二の存在、業界を変える起爆剤になってくれること。
ただボクシングが強いだけではなく、彼自身がブランドになりそうな気がします。
その片鱗は、プロデビュー戦にも見て取れます。彼がプロデビューするのは、ボクシングの聖地後楽園ホール?世界戦が多く開催される大田区総合体育館?横浜アリーナ?
全て違います。彼がプロデビューするのは、スタブハブセンター。なんと、アメリカデビューです。
兆候はあったアメリカデビュー
アマ時代に一定の成績を残し、アメリカでプロデビューを飾った選手が過去にいたでしょうか?少なくとも、私は知りません。メキシコデビューした亀田和毅や、タイでデビューした木村隼人がいますが、アメリカはさすがに今までいません。
そしてその兆候は予てよりありました。彼は早稲田大学ボクシング部に所属していたのですが、卒業後アメリカ合宿を敢行。そこでトッププロモーターであるボブ・アラムと接見しています。
トップランク所属の選手としてデビューするわけではありませんが、そこで何らかの話し合いが行われたのは間違いないでしょう。そうでなければ、デビュー前の1ボクサーにボブ・アラムが会うわけはありません。
次に、プロテストを受ける様子が見られなかったこと。日本でプロボクサーとして活動するには、プロテストを受け、プロライセンスを取得しなければいけません。
その様子が全くなかった事は、よもや日本国外ではないかと思わせてくれました。
そして、フロイド・メイウェザーとの接見です。
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先般、メイウェザーがULTRA JAPAN、そしてTMT Tokyo立ち上げの記者会見を開くため来日した折、岩田選手とメイウェザーの2ショットが岩田選手のインスタにアップされていました。
しかも、メイウェザーと普通に同行しているようなのです!メイウェザーと肩を組んで写真に写った選手は彼くらいじゃないかと思います。他も探しましたがありませんでした。ここで、もしかしたらメイウェザープロモーションからのデビューかとも思われましたが、これは外れちゃいましたね。
また、早稲田を卒業後、アメリカ市場とのパイプが強い帝拳で練習していたこともアメリカデビューへの準備といえるでしょう。
彼はアメリカデビューにあたり、All Star Boxing、そして帝拳プロモーションと契約し、2019年にはアメリカで3試合をすることが約束されています。
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アメリカデビューに期待する事
もしかしたら、今後変更の可能性もあるかもですが、プロデビュー戦の相手はアメリカ出身のジョエル・バミューデズ。現在まで1戦1敗。映像もないので実力は不明ですが、岩田選手にとっては完全にかませ犬でしょう。
日時は12月9日(日本時間)、カリフォルニア州ロサンゼルスのスタブハブセンターで行われる彼のデビューは、元世界4階級制覇王者であるローマン・ゴンザレスのアンダーカード。
アンダーではありますが、通常のイベントよりは注目度は高いでしょう。とはいってもアメリカのボクシングファンはアンダーカードはほとんど見ないのが現実ですが。。
仮にここで、K-1デビューした時の山本KIDバリの「狂気」を見せることが出来れば、絶対に注目度は上がるはず。
岩田自身、山本KIDが亡くなったとき、その魂を受け継ぐと綴っています。岩田が格闘技を始めたのは9歳の時。当時港区にあったKILLER BEEに入門し、彼の格闘技人生がスタートします。
世はKID全盛期。カリスマとは何か、スターとはどういう存在なのかを、間近で感じ、それが今の岩田選手の価値観に大きく繋がっていることは少なからずあるはずです。岩田選手の最新のインスタにも、幼いころの岩田選手がKID選手と一緒に映る写真が見て取れます。
MMA、キックボクシング等様々な格闘技に触れる中で、中学時代に出会ったボクシングが最も彼に合っていたらしく、そこからボクシングを本業にしていきます。
様々な格闘技に触れている事もあってか、岩田選手は体幹が強い印象を受けます。
今確認できる一番古い映像で高校時代のシャドーボクシング、ミット打ちのものがあるのですが、その威力もさることながら、一切軸がぶれないのが凄い。
スケートのように滑らかにリングをフットワークしつつ、駒のように回るピボットワークと滑らかなシャッフルフット、そして強烈なストレート、アッパー、ジャブを打ちながらもその軸はぶれません。
アマチュア時代の試合や、プロとのスパーリングを見ても、特徴は飛び込みつつの攻撃。ストレート系、アッパー系、フック系すべてで倒せています。
アマチュア時代は現在プロで活躍する田中恒成や井上拓真を撃破しています。プロ相手には、確認できる限り拳四朗、比嘉大悟のスパーリングパートナーを務め、三迫ジム、平仲ジム、アメリカ合宿、帝拳ジムでのスパーの様子を見ても、圧倒に次ぐ圧倒です。
この男がヘッドギアなし、8オンスのプロのリングに上がるとどんなパフォーマンスをするのか、ツイッターなどSNSでは、かなり話題になっていました。
プロボクサー岩田翔吉への期待
プロは注目されてナンボの世界。強くとも「頑張ります、応援してください」だけでは注目されない。
リング内外での問題児が少ないのが、現在日本ボクシング界の寂しい所だと思います。
海外では、ガーボンタ・デービス、エイドリアン・ブローナー等実力とネームバリューを兼ね備えた選手がPPVの稼ぎ頭として活躍をしています。
彼らはリング上ではもちろん、プレスコンフェレンス、入場、そして日常生活までやりたい放題。SNSを使って様々な発信をし、注目をされようとしています。
好かれても嫌われても、どちらでもいいのです。注目されさえすれば、その選手が負けるところが見たいという目的のもと、多くの来場やPPVが稼げます。
日本で今のところ、それに一番成功したのは亀田三兄弟でしょう。徹底的に嫌われる事で注目を集めた最高の例です。
ボクシングとは、すなわちエンターテイメント。デビュー前から自身のブランド「SHORKY」を立ち上げ、Tシャツは完売。デビュー用プロモーションビデオも公開されています。
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デビュー前からそのTシャツが完売するような選手が他にいるでしょうか?地上波で取り上げられれば、さらに人気が爆発することは間違いなし。
おそらく、古くからのボクシングファンからはアンチが出てくることも多いでしょう。しかし、すべてひっくるめてエンターテイメント。
岩田翔吉は、ボクシングというスポーツを変えてくれると、思っています。
まとめ
ついに決まった超絶期待のボクサー岩田翔吉。デビューからして常軌を逸するアメリカデビュー。既にデビューから他の選手とは違います。
日時は12月9日です。WOWOW等日本での放送がどうなるかはまだ分かりませんが、例え見れなくても大いに期待していただいて結構です。
絶対に将来世界チャンピオン、ただ強いだけではなく大衆を魅了するエンターテイナーになる男のストーリがー始まります。
だまされたと思って、是非チェックしてください!The Wait is over!
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