久しぶりの世界戦が決まり、注目が集まっている亀田和毅選手ですが、試合結果が出る前から今回のタイトル戦以降の動向に注目が集まっています。
それは、今回のテーマにも書いた、世界のイノウエVS亀田和毅はあり得るのかという点です。
ネット上では早くも様々な意見が飛び交っていますが、実際のところどうなのでしょうか。
「怪物イノウエは誰にも倒せない」
「マクドネル選手に2連敗し、亀田家は終わった」
などなど本当に色々な意見が出ていますが、自分の意見も織り交ぜつつ、この可能性やもし実現したら果たしてどっちが強いのか等について語ってみたいと思います。
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亀田和毅・井上尚弥、両者の発言
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まず前提として、この一戦について亀田和毅選手は現在はっきりと将来的に井上選手と戦いたいとあらゆるメディアで明言しています。
しかし、井上選手はどうかと言うと井上選手サイドはまだ特に目立ったコメントは述べていません。
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それもそのはず、井上選手は現在WBSSの次戦にむけて調整・練習の真っただ中、亀田和毅選手だってまずは目の前のメディナ戦があります。
正直、目の前のタイトル戦をこなしてから言えよというのが正直な井上サイドの意見でしょう。
まあ和毅選手としてはこのメディナ戦への注目度を挙げるためにも、井上選手の名前を挙げたのかもしれませんね。
亀田和毅と井上尚弥戦実現の可能性
では、現実的に実現するのか?という点ですが、
まず現在井上選手はWBSSでもバンタム級という階級で戦っています。
今回の和毅選手のタイトル戦はスーパーバンタム級という階級です。
二人の階級は1つしか違わず、同じ軽量級同士の選手なので、体重・階級的には対戦は十分にあり得ます。
そして、ここからが実現するか?という点で一番大事な部分ですが、お互いの実力的はどうなのか?という点です。
ボクシングも興行ですから、ランキング10位の選手と王者が対戦するなどということはありません。
それなりの実力が拮抗したもの同士だからこそ対戦は実現するのです。
和毅選手も過去にWBOの世界王座に就いており、今回もメディナ戦に勝利すれば王座が目の前となります。
十分世界のトップランカーの一人と言えます。
しかし、それは一般のボクサーの世界で言えることです。
残念ながら井上尚弥という選手は50年に一人、100年に一人の怪物です。
どのボクシング関係者、解説者も述べているようにその実力は、異次元です。
これは、和毅選手が弱いということではなく、どんな選手とやっても現在の井上選手との対戦はそう呼ばれても仕方ありません。
また二人の実力差をそこまで言う理由として、本人も認めざるを得ないのが、和毅選手が二回王座挑戦し二回とも敗れたジェイミー・マクドネル選手を、井上選手はたった110秒KOで倒しているという事実です。
マクドネル選手のコンディション不良なども理由として挙がっていますが、ではベストコンディションとしても、マクドネル選手は井上選手に善戦できたか?と問われれば、コンディション以前に圧倒的な実力差があったと言わざるを得ないでしょう。
また、先に話したビジネス・興行としても現在のままでは、同じ相手に一方は二連敗、もう一方は楽勝の1RKO勝利、こんな二人を対戦させても、主催者側の目線から考えても大会としては大きな魅力はありません。
また、竹原慎二元ミドル級世界王者もはっきり
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「井上はバケモン、勝てる奴がこの世にいるのか。。。ぶっちゃけ和毅選手が不利」
と、AbemaTVの生放送で述べています。
よって結論から言えば、現状のままではほぼ実現は不可。
直近での実現はWBSSもあるので、井上選手がWBSSで負けない限りはあり得ません。
また、和毅選手が今回のメディナ戦、その次に待ち構えているレイ・バルカスの試合、この両試合を圧倒的なKOで勝利し、なおかつそのまま王者として連勝・連勝を重ねれば、井上VS亀田の一戦はようやく可能性が出てくるかもしれません。
懸念点
しかし、一点気になるのは、興行としての面で、実力云々は別として、ネームバリューがある二人の対戦ということで、各種メディアが「金稼ぎ戦」として実現させてしまうことがあるかもしれません。
言っても日本中の注目を浴びた亀田家と、モンスター井上の試合は、ボクシングをそこまで知らない人であっても「え?あの二人がやるの?」と注目するのは間違いありません。
この注目度の高さを利用したいと考えるボクシング関係者は多いでしょう。
ただし、これも井上選手サイドは「自分より強い選手としかやらない」という確固たる信念を打ち出しているので、相当お金をつまない限りあり得ないでしょう。
しかし、現実は何が起きるかわかりません。万が一、いろんな人がつぶやくような夢のような一戦が実現しても、ボクシングファンとしてはまっとうなレベルの高いボクシングがみたい、その純粋な視線で、井上選手、和毅選手問わず日本のボクシングを追いかけていきたいものです。
とにかく両選手の活躍を期待するのみです!
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