村田諒太選手vsロブ・ブラント選手 結果速報

Pocket

2018年10月20日(日本時間21日)、村田諒太選手vsロブ・ブラント選手のWBA世界ミドル級タイトルマッチの試合が行われました。

村田選手にとっては王座防衛2戦目となる重要な試合であることはもちろん、王者村田にとって更なる高見へステップする為のターニングポイントとなる一戦となることは間違いありません。

相手のブランド選手もそれは同じ、自身のホームアメリカで同級王者の「MURATA」を倒すことができれば一気に世界のミドル級トップへ躍り出ることができます。

今回は、この村田諒太選手vsロブ・ブラント選手戦の結果、試合内容、村田選手の今後の展開について語ってみたいと思います。

スポンサーリンク

気になる試合結果と試合

2018年10月20日(日本時間21日)アメリカ・ラスベガス、パークシアターにて行われた村田諒太選手vsロブ・ブラント選手の試合ですが、結果は残念ながら判定0-3によりブラント選手の勝利となりました。

これにより、村田選手のWBA世界ミドル級王座防衛は2回目で陥落となりました。

残念な結果ですが、素直に認めるしかありません。それでは、気になる試合内容についてみてみましょう。

 

試合内容はいかに!?

 

まず、今回の試合の印象としてはやはりブラント選手の「手数の多さ」が一番に目立ちました。

予想の通り、村田選手は得意の「ガードの堅さ」を前面に出し、守って守っての強烈な一撃で有効打をとる戦略で攻めていったようです。

しかし、予想外にブラント選手の手数の凄まじさが目立ちました。正直、印象的には「村田選手、打たれすぎ!」と思えるぐらい村田選手はブラント選手のパンチを受けていました。

判定結果の詳細も(110-118、109-119、109-119)と試合内容を表した結果となっています。

 

もちろん、村田選手もガード固めながら数発パンチを当てていきますが、村田選手が1発出せば、ブラント選手に2発3発と返されるという展開が続きました。

特に際立ったのは、ブラント選手の「ジャブの上手さ」これは村田選手はあまり貰うべきパンチではありませんでした。

すべてこのブラント選手の「左ジャブ」によって村田選手の動きは潰されてしまいました。

しかし展開が変わったのは4ラウンド、村田選手のコンビネーションからの左ボディがブラント選手にクリーンヒット、あきらかにブラントの動きが止まりました。

そのまま、村田は右ストレートをブラントの顔面にヒットさせ一気に会場を沸かせました。

しかし、ブラント選手を倒すまではいかず、試合は終盤に。

試合終盤はまさに「消耗戦」という言葉がピッタリの展開となりました。

今まで致命的なパンチをガードしてきた村田選手の守りも徐々にくずれはじめ、だんだんともろに相手のパンチを貰う場面が増えます。

しかし、村田も自分に喝を入れ、パンチを繰り出しヒットさせます。

終盤となりながらもお互い守りには入らず、パンチの総力戦となりました。

しかし、前半こそきっちりブラント選手のパンチをガードで抑え込んでいた印象の村田選手ですが、終盤ではあきらかにブラント選手のパンチでふらつくシーンが目立ちました。

この辺が判定結果にそのまま現れた感があります。

お互い、下がることなく最後までKO狙いの倒しにいく試合をしてくれたことは本当に素晴らしいことだと思います。

個人的な意見としては、やはり手数やパンチスピードで村田選手はかなりビハインドだった。

消耗戦となった時に、ホーム・アメリカを背負ったブラント選手の気持ちの強さ・ハングリー差がかなり前面に出た一戦だったという印象がします。

 

村田選手の今後

やはり気になるのは、この結果を受けての村田選手の今後の動向です。

正直、今回の試合で勝利し、アメリカで知名度を獲得、世界ミドル級戦線の2大トップ、ゴロフスキン選手とアルバレス選手に食い込むというストーリーがそこまで見えていたため、村田選手としては今後のボクサーとしての方向性・戦略から見直す必要がありそうです。

以前の記事でも書きましたが、現時点で村田選手の年齢は32歳、ボクサーとしては決して若い年齢とは言えません。

多くの日本のトップボクサーが35歳近辺で引退をしているように、ボクサーとしてどうして最後を飾るかという部分が本人のキャリアの視野に入ってきていることは間違いありません。

試合後に明らかに腫らした顔面を隠すことなくインタビューに答えた村田選手は

「完全に自分の負けでした」

「これだけ立派な舞台を用意してもらって、はい次は?とすぐに答えは出ない」

と述べました。

やはりそれだけ、この試合に勝利し、その後のボクサープランを組み立てていたことが伺えます。

個人的な意見では、やはりミドル級という日本人には不利な立場でここまで結果を出せた選手はいません、あらゆるプランを組み直し構築していくには時間がかかるでしょうか、ぜひもう一度王座へ挑戦していただきたいです!

村田選手がんばれ!!

スポンサーリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。