現在、2団体の統一王者のベルト巻く日本人ボクサー田口良一選手。
この田口選手の次戦の王座防衛戦が決定しました。
2018年5月20日対戦相手は、ヘッキー・ブドラーという南アフリカの選手です。
今回の王座防衛戦は田口選手にとって8回目の王座防衛の記録がかかっており、これは日本人ボクサーの今現在王座防衛している最多回数です。
今回は5月に行われるこの田口良一vsヘッキー・ブドラーとの試合内容や結果予想をしてみたいと思います。
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ヘッキーブドラーってどんな選手?
まずは、試合予想に行く前にこのヘッキー・ブドラーという選手を簡単に紹介してみたいと思います。
日本ではほとんど馴染みのない選手で、ブドラー選手の名前を知っている方はかなりのボクシングマニアではないでしょうか。
ブドラー選手は、現在29歳の南アフリカのボクサーです。
元WBA世界ミニマム級スーパー王者で現在までの試合戦績は、プロ戦績34戦 31勝 (10KO) 3敗となっています。
日本での知名度はないとはいえ、34戦のうち31勝の結果を残しているのですから世界的にもトップランカーと言えますし、田口選手と戦う資格のある選手であることは間違いありません。
ちなみにこのヘッキーブドラー選手、外国の試合で紹介される際、「Hekkie“the hexecutioner” Budler」と呼ばれます。
この名前の間に入っているミドルネーム、日本語に直訳すると「死刑執行人」という意味です。
そのニックネーム通り、ブドラー選手は全身タトゥーの出で立ちで、まさに冷徹な執行人というような雰囲気を醸し出しています。
では実際のファイトスタイルはどうなのでしょうか?
これまた意外にも、その出で立ちとは違いブドラー選手の戦い方はとても「謙虚」。
自分からガンガンと攻める戦い方ではなく、ましてや相手を一撃で倒すハードパンチャーという訳でもありません。
左ジャブで相手を牽制しながら、確実にポイントを稼いでいく実に謙虚な戦い方をするボクサーです。
正直、この「死刑執行人」という愛称はその見た目だけを言ったもので、戦い方は全然違う気がします。
田口選手は、このブドラー選手の見た目・雰囲気に惑わされてはいませんね。
5月の試合の前段階の話をすると、このブドラー選手昨年度末に田口選手と王座戦を行ったミラン・メリンドと、2017年9月にIBF世界ライトフライ級王者の座をかけて対戦しています。
結果は、ブドラー選手が判定で負けてしまっていますが、判定の結果もかなり僅差で、結果から言えばブドラー選手の負けですが、このメリンド選手とブドラー選手は実力的にはかなり均衡しているように思えました。
いや均衡しています。
なので、結果論ではありますが、そのメリンドに3-0という差で判定勝ちしている田口選手が今回の試合は有利なのではないかと、ズバリ予想できるでしょう。
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具体的な試合展開は?
さて、気になる田口良一vsヘッキー・ブドラーの試合、実際どんな試合展開になるのでしょうか?
またはお互いどんな戦い方で試合を進めるのでしょうか?
田口選手の戦いもまさに「謙虚」「冷静」というのがピッタリ合います。
この二人が戦うのですから、個人的にはまずこの試合、判定まで持ち込むのではないかと予想しています。
お互いに、相手を確実に KOできるハードパンチを持っているわけではありませんし、積極的に打ち合うタイプの選手でもありません。
1R〜4Rぐらいまではお互い牽制が続き、ボクシング好きでない方にとってはかなり退屈な試合内容になるかもしれません。
恐らく試合の展開が動き出すのは5Rから終盤にかけて、お互い体力を使い、どのくらいスタミナが残っているか、またはパンチを当てたポイントをどちらがどれだけ持っているか、その状況によって、どちらかの選手がポイントを取りにラッシュを仕掛けて来るでしょう。
そこが試合の分かれ目です!是非、試合を見る方は注目してみてみて下さい。
また田口選手もそこはわかっているので、むしろそこに向けある程度体力を残しておくでしょう。
というより、スタミナの消耗線やタフネスの勝負になれば、田口選手に圧倒的に有利だと個人的には思っています。
田口選手を倒すには、井上尚弥選手のような圧倒的なハードパンチや相手を怯ませるコンビネーションが一番有効なように思えます。
ブドラー選手の試合動画を幾つか見ても、あまりそう言った必殺の武器で相手をKOさせるシーンはないので、正直このブドラー選手は田口選手にとってそれほど難しい相手ではないでしょう。
上記にも書いたブドラー選手の戦績を見ても、31勝のうちKO勝ちは10戦のみ、やはり戦い方として田口選手に近い戦い方、しかし「スタミナ」「タフネス」ともに田口選手に部があるように思えるので、今回の試合はっきり予想しますが、判定3-0で田口選手の勝利と予想します!
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顕著じゃなくて、謙虚なのでは?
ナナシノゴンベエ様
ご指摘ありがとうございます。
大変失礼いたしました。
おっしゃる通り「謙虚」でした。
ありがとうございます。
修正させていただきました。