イギリスのマクドネル選手に衝撃の112秒KO勝利を収めた、井上尚弥選手。
日本と同じくらいのボクシング大国である「イギリス」では、この試合は思いのほか反響がでかいようです。
何せWBAバンタム級は王者が上記のマクドネル選手で、彼が4年近くずーっとこの地位を守ってきました。
そして同じくWBAバンタム級スーパー王者(2団体統一王者)もなんとイギリスのボクサーなのです。
その選手こそ、話題の賞金争奪ボクシングトーナメント「WBSS」で日本の井上尚弥選手と対戦が予想されるライアン・バーネットという選手です。
実は、この選手すごい選手ながら日本ではびっくりするほどまだ知名度が低い選手です。
しかしながら、ボクシング大国の威信をかけて、同じ日本人に2回立て続けて負けてたまるか!?
イギリスのトップボクサーがそのリベンジを果たすのか!?
今回はこのライアン・バーネット選手についてご紹介しながら、井上尚弥選手との対戦の可能性を探ってみたいと思います。
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ライアン・バーネット選手について
まずはこのバーネット選手について簡単にご紹介したいと思います。
年齢は現在26歳。
先にも説明した通り、現WBA世界バンタム級スーパー王者です。
年齢的にはまだ若い選手でスーパー王者(統一王者)になってまだ日は浅いですが、実はしっかりとした戦績も残しています。
注目したいのはアマチュア時代の戦績です、なんとアマチュア戦で94戦4敗というかなりの好成績を残しています。
ちなみに井上選手はアマ81戦6敗。
うーん、やっぱりバーネット選手もすごい選手ですね。
ライアン・バーネットのファイトスタイル
続いて気になるファイトスタイルについてですが、ぶっちゃけ言いましょう!
私の個人的見解も含まれていますが、そのファイトスタイルは井上選手にめっちゃ似ています!
オーソドックススタイル(右利き)で構えながらも、相手の様子を伺いつつ、出るとこでは激しく打ち合います。
比較的序盤ではガードもしますが、ラウンド中盤〜終盤になるとかなりの頻度でノーガードの状態になります。
ステップバックとステップインを巧みに使い分け、激しく打ち合う一面も見せつつも冷静に相手の状況を分析する能力もかなり高いです。
94戦4敗はやっぱり伊達じゃありません。
潜在的なポテンシャルの高さを物語っていますね。
またパンチの軌道や打ち出すタイミングもかなり井上選手と似ています。
単純なパンチの威力も井上選手に負けずとも劣らず、強烈なパンチを繰り出します。
個人的にはショートレンジからの左フックはかなりスピードもあり、危険だなと感じました。
若干井上選手のが有利だなというのが、回転率の速さです。
フック・ストレート・ボディの左右打ち分けの速さが井上選手の特徴ですが、この点では井上選手に分があると言って良いでしょうね。
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井上尚弥VSライアン・バーネットの試合を予想してみる
試合展開の予想としては、戦い方が似てるゆえに、お互いが牽制し合う時間が長いでしょう。
序盤から中盤ラウンドはそんな感じなのではないでしょうか?
中盤以降からは、お互いが勝負に出るので激しい打ち合いになると予想します。
お互い「ハードパンチャー」タイプなので、ここで一発良いのが当たれば中盤以降で、KOでどちらかが倒れるというケースは十分考えられます。
個人的予想では回転率が早い分、井上選手のパンチが先に当たるかな??というのが私の読みです。
それでも「スタミナ」や「タフさ」がバーネット選手の強みでもあるので、そこのところは井上選手も警戒しなければなりません。
WBSS井上選手VSバーネット選手はあり得るのか?
今現在、このテーマの情報についてはいろいろな所で、いろいろな情報が飛び交っています。
アメリカのボクシング専門メディア「ボクシングニュース24」が、WBSSの初戦でこの猛者二人の豪華対決の可能性があると報じています。
一方、今回2回目となるWBSSでは、初戦での王者同士の対決を回避するという情報も一部出ています。
「世界のイノウエ」はシード。ということも十分ありえます。
また、バーネット選手はプロになって王者の経歴がまだまだ浅いです。
個人的にはいきなり現在の地位である「スーパー王者」になってしまった感もあるので、まだ彼を取り巻くプロモーターや関係者としてはしっかり「スーパー王者」として防衛戦で実績を残していきたいというのもあるでしょう。
なので、バーネット選手はこの大会( WBSS)に出場した時点でとても勇敢だと思います。
もう少しスーパー王者として地道に稼げるところを、いきなりハイリスク・ハイリターンの賭けのような大会に参戦するわけですからね。
いずれにしも、この二人はWBAのスーパ王者と正規王者という関係性もあり、必ずやどこかで対戦する運命にあるでしょう。
それがWBSS初戦なのか、WBSS決勝なのか、WBSSが終わっても同じWBAですから必ずやどこで雌雄を決する時が来るでしょう。
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バーネットと井上のスタイルは全然違うと思います。