近年、日本の格闘技界、いやアジアの格闘技界でメキメキとその知名度・認知度を上げてきている団体があります。
それは
「One Championship(ワンチャンピオンシップ)」
という格闘技団体です。
現在、世界の総合格闘技の中心はUFC、アジアでトップを切るのは日本の格闘技(ライジンなど)というイメージがありますが、近年日本の外、特にアジアではもっと大きな格闘技の転換期が訪れているようです。
今回はこのOne Championshipという格闘技団体・興行についてご紹介したいと思います。
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One Championship(ワンチャンピオンシップ)とは?
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One Championshipは2011年にシンガポールで創立された格闘技団体です。
ビクター・キュイとチャトリ・シットヨートンという人物によって創立され、アジアに活動拠点を置いた格闘技興行を展開しています。
それではOne Championshipの団体概要・コンセプト・ルールなど具体的にご紹介していきましょう。
One Championship(ワンチャンピオンシップ)の団体・大会概要
まずはOne Championshipの団体・大会概要からですが、上記に書いたとおり今年で発足8年目を迎えるOne Championship、現在の興行回数は既に55回を超えており、近年急速にアジアの格闘技マーケットに拡大しています。
公式ホームページももちろんあり、最新の情報はこちらで取得するのが良いでしょう。
但し、メインページは英語表記で、一応「日本語」の言語選択もできますが、ちょっと解読するのに時間が掛かる日本語という感じです。
この辺りからも、あくまでOne Championshipの最大マーケットはアジアであり、日本の格闘技マーケットへ本格参入してくるのはまだまだこれから!という感じがしますね。
ちなみに、このOne Championshipこの8年で50回以上を超える大会を開催していますが、まだ日本での開催は0回。
その多くは東南アジアの主要都市、中国・香港などの東アジア、そしてドバイなどの中東に限られています。
但し、創設8年目で、すでに55回という興行数は、団体としてビジネスが軌道に乗っていないと達成できない数字です。
日本にも10数回の開催で潰れてしまう格闘技興行がいくつもありました。。。
なので、日本だけ蚊帳の外?だったかどうかは分かりませんが、兎に角格闘技興行としてはすでに十分な実績と認知度・ノウハウを持っている団体であることは間違いありません。
さて、そこで気になるのは、日本での興行(大会)はいつ行われるのか?というところですが、ここ数か月日本でのプロモーション活動を頻繁に行っているOne Championshipが、8月23日東京はパークハイアットにて正式に記者会見を行い、2019年3月31日に東京・両国国技館で日本初となるOne Championship大会を開催することを発表しました。
いよいよ日本でも、これから年末にかけてOne Championshipの名前がネット、テレビ、など各媒体で騒がれることでしょう。
団体のことばかり語ってしまいましたが、それではここで、肝心のOne Championshipの制度やルール、出場選手について語っていきましょう。
One Championship(ワンチャンピオンシップ)の制度と日本人の出場選手
まずOne Championshipは日本のPRIDEやライジンとは違い「階級制」を採用しており、それぞれの階級に王者がいます。
現在階級は男性で8階級、女性で3階級が設定されています。
この辺はUFCの階級体制とかなり近いと言えますね。
ちなみに、現在一人だけ日本人で王者になっているのが、内藤のび太という選手。
内藤選手は現在、ONE世界ストロー級という階級の王者のベルトを持っています。
ちなみにこのOne Championship、もちろん内藤選手以外にも、かつてパンクラスの王者に輝きPRIDEへも参戦した近藤有己選手や、Dynamiteで活躍した青木真也選手など日本でも名の知れた選手もすでにOne Championshipへ参戦しています。
もしかすると、現在の日本では総合格闘技と言えばまだまだライジン一本という感じがしますが、いつの日かライジンと肩を並べる2強団体と呼ばれる日もくるかもしれません。
ちなみに嘘か誠か分かりませんが、先日ライジン12で五味隆典選手の試合が行われていましたが、実はこの試合当初は五味隆典選手vsアンディーサワー選手という組み合わせでした。
突然、アンディーサワー選手側から出場キャンセルの要求があった訳ですが、どうやらこのOne Championshipとの契約絡みで起こったことのようです。
あくまで真意は分かりませんが。
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One Championship(ワンチャンピオンシップ)のルール
続いて気になるのがルール、ルールについては原則PRIDEルールに似ています。
グラウンドポジションでの頭部への膝蹴りが認められていますが、サッカーボールキックは禁止されています。
試合は5分3ラウンド、タイトルマッチは5分5ラウンドで、円形のケージを使用して行われます。
ジャッジは各ラウンドごとに判定するのではなく試合全体を通して判定する方式を採用しています。
もともとOne Championshipは2011年に発足した団体です。
その頃にはPRIDEやUFCのみならす、多くの総合格闘技団体が乱立していたので、総合格闘技のルールはすでに成熟しており、One Championshipはそれらをすんなり取り入れたという感じでしょう。
このあたりは、後から発足した団体の強みでしょう。
さてすでに、日本開催が正式決定したOne Championship、一体どんな展開を日本で見せてくれるのでしょうか?
今から楽しみで仕方ありません!
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