五味隆典の戦績と強さの秘密

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PRIDEや戦極といった日本の名立たる格闘技団体で、エースとして活躍し、かつての日本の格闘技ブームを牽引した総合格闘家、五味隆典。

 

2010年に、アメリカのUFCに挑むため日本を飛び出していった五味隆典選手でしたが、昨年末のRIZINにて、日本の格闘技界に復帰を果してくれました。

 

今回はそんな五味隆典選手の戦績や実力、ファイトスタイル、強さの秘密、などについてお話していきたいと思います。

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五味隆典・戦績、実力!!

五味隆典選手は、1978年9月22日生まれの現在39歳。アスリートとしては、大ベテランと言える年齢。

 

これまでに行ってきた総合ルールでの試合成績は、

『51戦 35勝 15敗 0分 19KO勝利(*1本勝ちも含む)』

というもの。勝率でいうと、現在69%。大きく勝ち越してはいるものの、私が思うに、全盛期の彼の実力を考えると決して高いものとは言えないでしょう。

かつての彼は もっと こう・・・半端なかったですw。

 

それでは、これまでに五味隆典選手が残してきた数々の功績を少し振り返って見ることとしましょう。

 

1998年、「修斗」にてプロデビューを果たした五味隆典選手。

 

デビュー戦の対戦相手、鶴屋浩選手を判定の末下したのを皮切りに、「修斗」では怒涛の12連勝を記録!!

 

2001年には、第5代修斗世界ウェルター級王座を獲得!

 

2004年から「PRIDE」に参戦すると、ここでも圧倒的な強さを発揮!快進撃を続け、

 

2005年、PRIDE GP 2005ライト級トーナメント 優勝!

 

2006年、初代PRIDEライト級王座 獲得!

 

一気に日本の総合格闘技界のエースに!!

 

「天下無双の火の玉ボーイ」などというカッコイイ!けど、ちょっと意味不明なw 異名が付けられた程でした。

 

こういった功績が認められ、2010年、世界最高峰の総合格闘技団体・UFCに参戦することとなった五味隆典選手。

 

しかし、このUFC挑戦は、五味隆典選手にとって苦い経験に。

 

UFC・2戦目では、1ラウンドKOという ド派手な勝利を飾ったものの、その後は連敗。なかなか勝ちきれない、苦しい日が続きました。

 

そして、

 

2017年9月23日、マエストロ・キム・ドンヒョン選手との一戦を最後に、UFCを去ることに(・_・;)

 

UFC通算成績(2010年3月31日~2017年9月23日 )

13戦 4勝 9敗 分 2KO勝利

 

ライト級といった層の厚い階級で、世界で戦うことの難しさを思い知らされる結果となりました。

 

UFCでの試合を最後に、「もう引退か?」と思われていた五味隆典選手でしたが、昨年「RIZIN」にて日本の格闘技界に復帰することを発表。

 

2017年12月31日、RIZIN にて、 矢地祐介選手と’死闘’を演じることとなりました。

かつて、日本の格闘技ブームを牽引したエースが、こうしてまた日本で試合をしてくれることを、非常に嬉しく思います。

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五味隆典選手の強さの秘密

UFC 2014年4月26日 VSアイザック・ヴァリーフラッグ

 

この一戦の勝利を最後に、現在6連敗中。4年以上勝利から遠ざかっている

五味隆典選手ではありますが、

 

日本の総合格闘技の中量級きっての実力者であったことには変わりありません。

 

判定を嫌い、一本やKO勝ちにこだわった超・攻撃的なファイトスタイルでこれまでに

 

ハウフ・グレイシー、 川尻達也 、桜井”マッハ”速人・・・

 

といった数々の強敵を打ち負かしてきました。

 

そんな五味隆典選手選手の’強さ’や’勝利’を支えてきたのは、彼のバックボーンと、「パウンド」という突出した武器によるものが大きいのではないかと私は思っています。

 

早速、解説していきましょう!!

 

「パウンド」という武器

 

五味隆典選手の武器と言えば「パウンド」!

 

昨年末に行われた矢地祐介・戦でもパウンドで畳み掛けるシーンがありました。

 

あのシーンについて、失礼を承知で言わせていただきますが、PRIDEや戦極で戦っていた当時の五味隆典のパウンドはあんなものではありませんでした。

 

上から振り落とされる一撃の破壊力、休む間を与えない回転力、本当に凄まじかったです。

 

「こんなのもらって大丈夫か??」

見ていて、相手選手が心配になるほどでした。

 

五味隆典のバックボーン

五味隆典選手は、ボクシングとレスリングをバックボーンとしています。

 

総合格闘技では、スタンドでの打撃に加え、グラウンドでの攻防もありますので、ボクシングとレスリング、この二つ競技を習っていたことは大変理にかなっているように思えます。

 

そのかいあってか、五味隆典選手はスタンドにグラウンド、その両方マルチにしかも、高いレベルでこなすことがでる選手です。

 

 

以上、ここまでお話してきたことが五味隆典選手の’強さ’や’勝利’を支えてきた要因なのではないかと私は思います。

 

まとめ

五味隆典さん(@takanorigomi)がシェアした投稿

現在RIZINにて、その戦う姿を再び、日本格闘技ファンの前で見せてくれている五味隆典選手。

 

今年は、7月、9月に加え、大晦日とRIZINで行われる3大会に参戦される予定ですが、昨年末に行われた矢地祐介戦の後には

 

「来年もやります。大みそかだけですよ。試合のモチベーションを維持するのは難しい。もう十分でしょう」

 

といった今年限りでの引退をに示唆するようなコメントをされていました。

 

その真相は定かではありませんが、

 

五味隆典選手の今年の3試合、見逃すわけにはいきません。

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