ライジン(格闘技)堀口恭司の強さの秘密

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来る7月29日に迫った「ライジン11」。RENA選手vs朝倉カンナ選手など注目したい試合も多くある中、やはりライジンのこれからを作っていくであろう注目選手がいます。

それは日本の堀口恭司選手です。

UFCで活躍する日本人としてその名が一躍有名になった堀口恭司選手ですが、現在はUFCからライジンへ籍を移し、戦績・試合内容ともに飛ぶ鳥を落とす勢いの日本人選手です。

この堀口恭司選手、なんといってもすごかったのが前回ライジン10での試合です。

UFCの元トップランカーで世界的にも有名なイアン・マッコール選手を秒殺でKOしてしまったのです。

UFCでの結果もさることながら、ライジンでも他を寄せ付けないその圧倒的な強さはかつてのPRIDE全盛の「五味隆典」を彷彿とさせます。

今回はまさに今脂がのりにのりまくっている堀口恭司選手の強さの秘密について迫ってみたいと思います。

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堀口恭司選手のキャリアやファイトスタイル

Kyoji Horiguchiさん(@kyoji1012)がシェアした投稿

堀口恭司選手は今年28歳を迎える日本の総合格闘家です。

格闘技のバックボーンはなんといっても5歳から始めたという「空手」、しかも「伝統派空手」と呼ばれる流派です。

山本KID徳郁選手に憧れ、高校卒業と同時に山本選手と同じジムcrazy beeへ入門しそのまま山本選手の内弟子となります。

2010年プロ格闘家としてのキャリアを日本の格闘技団体「修斗」でスタートさせ、その後アメリカUFCで大活躍、2017年より再び日本のライジンへ籍を移し現在へと至ります。

プロ戦績は26戦24勝2敗。

あのUFCでも8戦中7勝1敗という驚異的な戦績を残しています。

UFCでこんな戦績を残した日本人選手は今までいません。

ファイトスタイルは「空手」を基本とした、いわゆるストライカーで打撃中心の選手です。

キックよりもパンチによるKOがそのほとんどを占めます。

しかもコツコツ当てるタイプの打撃選手ではなく、いわゆるハードパンチャータイプ

軽量級ながら一撃一撃がとても重く、相手の顎や頭部に軽くパンチが当たっただけでも、相手がダウンしてしまう試合が多く見られます。

よって試合展開が急に動くことがよくあり、たとえ堀口選手が劣勢でもたった一撃パンチが当たるだけで形勢逆転してしまうので見ていてとてもハラハラ・ドキドキです。

ライジン10のように一瞬で勝負が決まってしまうこともありますが、いずれにしてもファンにとって見ごたえのある試合をしてくれます。

また立った状態のパンチも日本人の中では群を抜いていますが、パウンドと呼ばれるいわゆる相手が寝て自分が立った状態から打つ降ろすパンチも強烈です。

とにかく相手の反撃の好きを与えず、気付けばレフェリーストップになっています。

 

堀口恭司選手の気になる強さの秘密は

そんな堀口恭司選手の強さの秘密はどこにあるのか?

自分なりに次の3点に絞ってみました。

強さの秘密1:「ステップイン」の速さです。

堀口恭司選手のファイト時のステップはとても独特です。

左足を前に、右足は少し引いた状態でグッと腰を下ろしています。

その状態で小刻みに前後にステップを踏んでいます。

その状態で「ここだ!」というタイミングで一気に相手の懐にステップインし、強烈な「突き」を放ちます。

このスピードが尋常じゃありません。

わかっていても回避することができず、相手は顎へもろに正拳突きを喰らってしまいます。

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強さの秘密2:パンチ一撃の威力です。

とにかくパンチが重いです。

昔PRIDEのヘビー級に「ロシアンフック」で有名なイゴール・ボブチャンチンというハードパンチャーな選手がいましたが、堀口恭司選手のパンチの重さはまさにあんな感じです。

フックだけではなく突き・フック全てが重いです。

強さの秘密3:「タックルや寝技対策がバッチリ」

そして最後に「タックルや寝技対策がバッチリ」という点です。

個人的にはここが、堀口恭司選手がここまで凄い戦績、連勝・連勝を続ける一番の理由だと思っています。

総合格闘技では当然、常に双方立っている状態とは限りません。

組まれたり、倒されたり、タックルを狙われたり、関節技をかけられたり、色々な場面が想定されます。

よく打撃で頂点を極めた選手が総合格闘技へ参戦してもタックル・寝技対策が不十分であっけなく負ける試合がよくあります。

堀口恭司選手はたとえ寝技で不利な場面でも慌てることなく、自分が有利なポジションになるよう危険な状況を脱する技術があります

この辺はきっと内弟子時代に山本KID選手に相当鍛えられたのでしょう。

山本選手はもともと一流のレスリング出身の選手ですから、タックル対策、グランド状態でのポジション取りではこんな適任な師匠はいないでしょう。

ちなみに堀口恭司選手がUFCで唯一負けたのは、UFCのパウンドフォーパウンド1位の「デメトリアス・ジョンソン」選手

簡単に言えば、体重差がなければUFCで一番強いと言われている男です。

私の予想では、恐らくライジンの総合格闘技では、堀口恭司選手の黄金時代がしばらく続くでしょう。

 

以上が個人的に思う堀口選手の強さの秘密です、是非そんな視点でも堀口恭司選手の試合を楽しんでみてはどうでしょうか?

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