5月16日(水)に都内で7月29日(日)に開催される総合格闘技の大会[RIZIN.11]の記者会見が行われ、堀口恭司(アメリカン·トップチーム所属)VS扇久保博正(パラエストラ松戸所属)の対戦が発表されました。
格闘技ファンからはレベルの高い屈指のカードとして注目を集めています。
今回はこの二人の勝敗を徹底予想したいと思いますが、まずこの二人の何がそんなにすごいのか詳しく説明したいと思います。
スポンサーリンク
堀口恭司は別次元の強さ!?
昨年ライジン地上波放送で大活躍し一気に知名度を上げた堀口選手ですが、彼のこれまでの経歴を簡単に紹介いたします。
父親の影響で幼い頃から伝統空手を習っており、高校時代はインターハイ出場や県大会優勝など素晴らしい成績を収めています。
そして更なる強さを求めて、高校卒業後憧れであった山本KID徳郁選手の経営するジム、KRAZYBEEに入門しました。(余談ですが山本KID選手曰く、入門当時は太っていたとインタビューで暴露されていました笑)
元々空手のベースがあったのですぐにアマチュア修斗の試合に出場すると、ここで圧倒的な強さを見せて優勝し、これを見た関係者から
「アマチュアレベルではない。他の選手が怪我をするのでプロにしたほうが良い」
と異例のプロ昇格を果たしました。
その後は修斗で順調な活躍を見せタイトルも獲得。
さらにVTJを経て、2013年9月晴れて念願だったUFCとの契約を果たし単身アメリカに渡ります。
UFCといえば、卓越した身体能力と高い技術を持ったファイターたちが世界中から集まる団体で、総合格闘技界ではレベルもファイトマネーも桁違いの世界ナンバーワン団体です。
そんなUFCで日本人としては二人目のランキング3位まで上り詰め、無敗でタイトル戦まで戦った堀口選手の強さははっきり言って別次元です。
タイトル戦では惜しくも負けてしまった堀口選手ですが、その後も順調に勝ち星を重ね3連勝した後、
「選手として脂が乗っているうちに沢山試合がしたい」などの理由から2017年2月ライジンに電撃参戦を果たしました。
(アメリカでは豪快なヘビー級の試合の方が人気がありフライ級はなかなか評価されない現状があります)
ライジン参戦後は、2017年4月の元谷友貴戦の判定勝利を皮切りに着実に勝利を収め、前回の[rizin.10]では元UFCのトップファイター、イアンマッコールを左フックで試合開始わずか9秒でマットに沈め、向かうところ敵なしの大活躍を見せています。
スポンサーリンク
アメリカの人気リアリティ番組に出演!?
そんな堀口選手と今回戦うのが扇久保博正選手です。
扇久保選手といえば、リングに入る時に空手家が好んで行う十字礼することでも分かるように、こちらも極真空手をベースとした選手です。
ただ堀口選手は空手をベースとした打撃を得意とするストライカーなのに対し、扇久保選手は空手を活かしながらも鋭いタックルから相手の足を取り寝技に引きずり込みバックチョークを得意とする典型的なグラップラーと言えます。
扇久保選手が所属するパラエストラ松戸は、総合格闘技に不可欠なタックルからのテイクダウンができる選手を多く輩出しており、同じく[RIZIN.11]でRENA選手との再戦が注目されている浅倉カンナ選手や、先日シンガポールで行われたONEChampionshipのフライ級タイトルマッチで見事勝利し王座防衛を果たした内藤のび太選手もパラエストラ松戸に所属しています。
その得意の寝技を武器に、修斗のリングで順調に勝利を重ね、見事フライ級、バンタム級の二階級制覇を達成します。
そして2016年アメリカで人気のリアリティ番組、通称TUF[ジアルティメットファイター]に参戦し、優勝すればUFCと契約できる決勝の大一番で惜しくも敗退し準優勝となります。
今回の試合はかねてからUFC入りを熱望している扇久保選手にとって堀口選手に勝利すればUFCへの絶好のアピールとなるでしょう。
徹底予想!!勝つのはズバリ··!!
今回注目されているポイントとして、この二人は2013年3月修斗世界フェザー級タイトルマッチで一度対戦しており、今回が5年ぶり2度目の再戦となります。
前回の試合は堀口選手が2ラウンド目にチョークで勝利しています。
当時は二人共勢いのある若手でしたが、今回は両者とも多くの経験積み、選手として円熟味を増しているのでどちらが勝ってもおかしくありません。
しかしあえて予想するなら、、、、、
やはり堀口選手でしょう!!
はっきり言って国内のフライ級の選手の中では実力が頭ひとつ抜けており、しばらくの間は堀口一強の時代が続くと思われます。
しかしながら何が起こるかわからないのが総合格闘技の面白さです!
扇久保選手が勝てば一気にスターダムにのし上がる可能性もあり、記者会見で語った「堀口選手に焦った顔をさせたい」との言葉通り何か秘策を練ってくるかもしれません。
いずれにせよ今回の[RIZIN.11]も目が離せない戦いになりそうです!!
スポンサーリンク
コメントを残す