かつて日本のK-1やプライドが最盛期だった頃、格闘技の一番の醍醐味といえばやっぱりヘビー級戦線の戦いを見ることでした。
190cm以上100 kg以上のモンスターたちが全身全霊を賭けぶつかり合う姿は、男であれば拳を握って応援せざるを得ません。
K-1やプライドが一時期の盛り上がりを失ってしまった今、日本ではそのようなヘビー級の試合を見る機会はめっきり減ったように思います。
テレビなどで放送される格闘技の試合を見てもその中心は中量級や80kg前後のファイターたちの試合が中心に扱われているようです。
そんな中でも唯一かつてのような大男たちの殴り合いの試合を実現させてくれているのがライジンです。
次回のライジン11で、あるヘビー級戦線の試合が組まれています。
その試合とはイリー・プロハースカ選手vsブルーノ・カッペローザ選手の試合です。
二人とも90 kg以上の体重があり、且つとてもアグレッシブな選手です。
今回はこのライジンヘビー級の試合をご紹介したいと思います。
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まずは両選手のプロフィール紹介
この二人の選手の名前を聞いてすぐにぱっと姿が思い浮かぶ人はなかなか少ないと思います。
まずは簡単にこの二人のプロフィールをご紹介をしたいと思います。
まずはイリー・プロハースカ選手から。
イリー選手はチェコ共和国出身の格闘家です。
1992年生まれで身長193cm体重は93kgです。
格闘技のバックボーンはムエタイとレスリングで、2012年に総合格闘家としてプロデビューしました。
プロ戦績も24戦20勝3敗1引き分けというかなりの好成績を収めています。
さらにKO率も85%と観客を熱狂させるファイトが特徴です。
すでにライジンへも何度か参戦しており、藤田和之や石井慧といった日本のビッグネームとも対戦していてなんと両者ともKOで破っています。
戦い方の特徴は何と言っても193cmという身長そしてリーチから繰り出されるアグレッシブな打撃です。
ヘビー級ながら飛び膝蹴りを出すなど非常にプロ意識の戦い方を見せてくれる注目の外国人ヘビー級選手の一人です。
続いては、ブルーノ・カッペローザ選手。
ブルーノ選手はブラジル出身の総合格闘家です。
1989年生まれ身長187cm体重93kgで打撃や柔術など、寝ても立っても戦えるトータルファイターです。
総合格闘技のデビューは2010年で、その後ブラジルの総合格闘技団体「ジャングルファイト」で実績を積み、2015年年末のライジンヘビー級トーナメントでライジンデビューを飾りました。
トーナメント一回戦でテオドラスオークストリス選手と対戦し残念ながらKO負けしたものの、お互いヘビー級とは思えないスリリングな打撃の撃ち合いを繰り広げ観客を沸かせました。
今回イリー選手との試合はライジン2戦目となるわけですが、1戦目以降ブラジルに戻って入念に鍛え上げたボクシングテクニックでイリー選手を迎え撃ちライジン初勝利を狙っています。
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気になる試合展開は!?
さてみなさん気になるのはこのモンスター達がどんな戦いを繰り広げてくれるのか?というところ。
よくヘビー級の試合では、ゴングの開始と同時に両選手が全力でぶつかり合い、殴り合う。
その後どちらかが倒れ試合終了という展開がよくあります。
もしくわもう一つありがちなのが ヘビー級の試合に多いスタミナ切れによる膠着状態です。
しかし今回のこの両選手の試合に関してはそのどちらも起きないように思います。
両選手とも卓越した打撃スキルを持っているので、まずはスリリングなパンチの打ち合いになるでしょう。
もちろんヘビー級同士のパンチなので一発当たればすぐどちらかが倒れるでしょう。
両選手ともアグレッシブにKOを狙いにいくタイプのファイター、割と1ラウンドの早い段階でKO決着というのは可能性高いですね。
この段階でかなり有利になるのがイリー選手です、その理由はリーチにあります。
193cmという 身長ながら非常に素早いパンチを放つので、ブルーノ選手はまずこの打撃をかいくぐる必要があります。
おそらくブルーノ選手は、打撃で勝ち目がないと分かればすぐに途中でタックルなどを仕掛け寝技へ持ち込むでしょう。
ブルーノ選手は寝技・柔術に勝機を見出す方が得策かもしれませんね。
この試合私の個人的予想では6対4でイリー選手の勝利。と予想します。
ブルーノ選手はうまく打撃を餌にタックルで相手を倒せるかどうかが重要になってくるでしょうね。
イリー選手も相手が柔術が得意なことを知っているので、寝技に付き合うことはしないでしょう。
しかし、イリー選手の長い手足はタックルを取られやすいです。
つまりこの試合、スタンディングとグラウンドの切り替えが試合を左右するもっとも大事な瞬間といえます。
さあ実際はどんな試合結果になるのでしょうか!?
次回のライジン11がとても楽しみです。
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