日本ボクシング界のモンスター・怪物といえば、井上尚弥選手です。
しかし、日本のキックボクシング界の次世代を担う最高傑作といえば文句無しで那須川天心選手の名前が挙がるでしょう。
今回のライジンでは第二の那須川天心に続けとばかりに、若手有力キックボクサーたちの試合も組まれています。
ライジンは有名選手、人気選手ばかりのマッチメイクではなく、次世代・将来のことまで視野に入れながらこういう試合までしっかり組むところはとても評価できるポイントだと思います。
今回はこの若手育成&発掘試合とも言えるRyuki選手 vs直也選手の試合について語ってみたいと思います。
Ryuki選手、直也選手ともほぼ那須川天心選手と同世代、当然那須川選手ほどのメジャーな大会での戦績・タイトルはありませんが、これからが十分期待出来る選手です。それでは簡単なプロフィールからご紹介しましょう。
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Ryuki選手の戦績
まずはRyuki選手から。Ryuki選手は1996年生まれ、身長168cm体重59kg大阪出身のキックボクサーです。
なんと6歳から格闘技を始め、アマチュア戦として130試合を経験しているそうです。
この年齢でアマチュア戦130試合というのは半端じゃないですね。
まさに幼少の頃からの超エリート教育と呼べるでしょう。
15年にホーストカップでプロデビューし、初戦白星を飾っているのですが、驚きなのは幾つかの団体で試合を行っているものの、プロデビューから17戦無敗をマークしていることです。
格闘技とは結果が全て、特に新人・若手の頃はこの「結果」がなければのし上がっていくことはできません。
そういう意味でもこの17 戦無敗というのは、誰もが認めるこれ以上ない立派な「記録」です。
将来有望な若手ホープの一人ですね。
直也選手の戦績
続いて直也選手。直也選手は1995年生まれ身長170cm体重59kg鳥取出身の選手です。
6歳からキックボクシングを始めたRyuki選手とは対照的に、なんと直也選手が格闘技を始めたのは高校の卒業間際。
それまではずっとサッカーをやっていたそうです。
まあ同じ「蹴る」スポーツですから基本的な下半身のベースは出来上がっていたのでしょう。
主にINNOVATIONというキックボクシング大会で実績を積み、西日本王者やスーパーフェザー級のタイトルも獲得しています。
現在22歳で、高校三年の時にキックボクシングを始めたということは、まだ格闘技を始めて4年と少し、この短期間でタイトルまで獲得してしまうのは大したものです。
間違いなく才能・素質どれをとっても、若手キックボクサーの中で注目に値する一人です。
今回、この試合で無敗のRyuki選手に勝利し、一気に若手キックボクサーのトップバターに躍り出たいところでしょう。
それでは早速、二人の試合予想に映っていきたいと思います。
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Ryuki vs直也の試合を徹底予想!!
まずは、経験や戦績から言ってもRyuki選手の方が相当有利なのは間違いありません。
二人とも年齢は1歳しか違いませんが、6歳からキックボクシングを始めすでに130試合の場数を踏んでいるRyuki選手の実戦経験と直也選手の実戦経験とにはかなりの差があるのは認めざるを得ません。
何か特徴的な強みや秘策がなければ、普通に勝負してしまってはRyuki選手の圧倒的有利は揺るがないでしょう。
では、直也選手にとってその秘策・強みは何かというと「リーチの長さ」です。
直也選手の試合を見ると、ファイトスタイルは基本「ムエタイ」で、特に気になったのは長い足から繰り出せるローキックやミドルキックです。
一方、Ryuki選手はどちらかといえば接近戦で勝負に出るタイプなので、直也選手はあまり接近戦、つまり相手の土俵で相撲を取らないのが得策かと思います。
ミドルキックや前蹴りやローキックで確実に相手のスタミナを奪い、終盤で勝負に出るのが直也選手にとってはベターかと思います。
若手の試合なので、あまり戦略などは考えず、思い切り勝負した方が、選手自身の為という気もしますが、今回Ryuki選手の17戦無敗の連勝をストップさせるという大命題を考えると、やはり戦術・作戦を立てなければ直也選手に勝機はないと思います。
それだけRyuki選手のキャリアは半端ではないということです。
またRyuki選手の強さの特徴は、コンビネーションの良さにあると思います。
顔へパンチを打って、ボディへふって、最後はローキック。
一連の流れるようなコンビネーションはまだ20歳前後ながらアーネストホーストを思い出させます。
那須川天心選手の強さは一発一発の強打にあると自分的には思いますが、Ryuki選手の強さは天性的な流れるようなコンビネーションだと言えます。
特に顔面やローキックに散らしときながらの、ボディブローはかなり強烈ですね。要注意です。
今回の試合予想は7:3でRyuki選手の勝利と予想します!
やはりこの年齢で130試合という戦績は圧倒的すぎる気がします。
それでもあの日本で一番有名なライジンですから、若手らしく「失うものは何もない」精神で爪あとを残すようなファイトも実は期待してます。
ぜひお楽しみに!
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