山本美憂の戦績と強さの秘密

Pocket

あの山本KID徳郁選手が現役時代に言ったセリフで強烈に覚えているものがあります。

それはこんなセリフです。

 

「オリンピックとかアマチュアレスリングで上バンバン行っちゃってる人っていうのは、申し訳ないけど違う生き物なんですよ。違う人間なんです。凄い尊敬してる。」

 

これは確か、レスリングオリンピック出場経験を持つ宮田和幸選手の試合で山本KID選手が言ったセリフだったような記憶がありますが、実はKID選手自身のことを言っているんじゃないかなーと個人的には思っています。

さすが自画自賛、神の子です。

今回はこのKID選手の実の姉、ライジン11に出場する山本美憂選手の強さの秘密について語っていきたいと思いますが、実は美憂選手が総合格闘技を始めたのはここ数年の話で、美憂選手のアスリートとしての原点はやはり「レスリング」にあることは間違いありません。

美憂選手の強さの秘密はこの「レスリング」「レスラー」のキャリアを抜きでは語れないと思います。

ということで今回は、山本美憂選手の総合格闘技における戦績や強さの秘密をご紹介したいと思います。

スポンサーリンク

体こそが最大の武器・凶器

レスリングという格闘技は、全身のパワー、スピード、スタミナ、反射神経そして柔軟性を要求されます。

どれか欠けてもダメ、そのどれかが欠けている時点でそれがその選手の弱点となり、相手から責められるポイントになります。

 

スポーツ・格闘技好きの私から見て「レスリング」ほどごまかせない競技はないと思います。

まずもちろんですが、チームプレイじゃないという点です。

常に一対一で、サッカーや野球のように相手がプレーしている間に休憩なんてのは無理です(これは格闘技も同じですが)。

次に身の周りの服や装備、設備が極端にシンプルという点。

柔道は道着を着ているし、ボクシングや総合格闘技にはグローブやリングなどいわゆる自分の動きを良い意味で誤魔化せる道具があります。

時には相手の道着を掴んだり、リングワークで相手の攻撃を避けたり。そんなことが可能です。

 

しかし、その点レスリングには何があるでしょうか。

相手をつかむには、相手の体自身しかないですし、リングのようにコーナーもロープもありません。

もう本当に身一つ、早いか遅いか、力が強いか弱いか、スタミナがあるかないか、人間の運動機能の根本に起因する比重がデカすぎる競技なのです。

ではこのレスリングで頂点を極めている人達ってどんな人間なのか?

おのずと答えは出てくるかと思いますが、ここでようやく上文で書いた山本KID選手の言葉がどれだけリアルかわかってきます。

そう、そういう人達とは、人間の持つ本来の運動機能が異次元に凄すぎる人達です。

学校に必ずいた「こいつは足が早いなー」、あるいは「スタミナがあるなー」、「力強いなー」っていう人。

そうして全国から集められた人間をさらに、血反吐を吐くほどの猛烈な練習で追い込み、針の穴を通すように振り落とされる人間の中から唯一残った数人がこういう人種なのでしょう。

 

そして山本美憂選手のレスリングキャリアを見れば分かる通り、美憂選手もそんな超人・異次元の身体能力を持った人間の一人なのです。

恐らく他の総合格闘家と比べ、美憂選手自身が持っているパワー、スピード、スタミナ、反射神経そして柔軟性こそが最大の武器であり、アドバンテージであることは現時点では間違いないでしょう。

 

山本美憂選手の戦績

そんな美憂選手、では総合格闘家としてこれまでの戦績はどうなのでしょうか?

まず総合格闘技のデビューはライジンで飾っています、しかも対戦相手はあの絶対女王RENA選手でした。

残念ながらニンジャチョークによる一本負けでしたが、ファーストコンタクトで魅せたタックルからのテイクダウンは流石でした。

いきなりMMA初戦で女王からタックル→テイクダウンは奪えません。

続いて同じく2戦目もライジンでの試合ですが、アンディ・ウィンの前に敗れ、MMA2連敗とやはり総合格闘技の壁の高さを痛感してしまう結果となってしまいました。

しかし3戦目のキャシー・ロブ戦では得意のタックルとパウンドで攻め、判定ではあるものの念願の初勝利を上げました。

その勢いで2連勝なるかと思いましたが、続いてアイリーン・リベラ戦で一本負けを喫してしまい、総合格闘技戦4戦1勝3敗という戦績になっています。

総合格闘技自体のキャリアが圧倒的に短いため、当然といえば当然ですがこれだけライジンで何度もマッチメイクがされるのもレスリングのキャリアや山本家の話題性・知名度によるところが大きいのでしょう。

スポンサーリンク

山本美憂選手のファイトスタイル

ズバリ言うと総合格闘家として山本美憂選手は今回がまさに「岐路」だと思います。

実は弟の山本KID選手も全盛期の頃この「岐路」があったと思うのですが、山本KID選手は「本能」で戦うファイトスタイルを選びました。

「本能」または「センス」と言って良いかもしれません。

総合格闘家として最低限の練習はもちろんします、しかしKID選手の場合、あとの戦い方や戦術はどう考えても、綿密に練った、練習で積み上げたというものではなかったと思います。

上で述べた通り、全盛期のKID選手は常人離れしたパワー、スピード、スタミナ、反射神経そして柔軟性と戦いの「本能」「センス」のみで戦っていたように思います。

そして、KID選手自身もそれが自分の一番の強みとわかっていたはずです。

でなければたかだか60kgの選手が、当時全盛期の魔裟斗選手(70kg)から打撃ルールでKOを獲れるでしょうか?

KID選手のように身体能力の化け物として「戦いの本能・センス」に欠けるか、しっかり総合格闘技のセオリーや技術に則って勝負するか、ここが山本美憂選手の総合格闘家としての分かれ道のように思えます。

ぜひライジン11、山本美憂選手の試合に期待しましょう!

スポンサーリンク

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です