総合格闘技のヘビー級では新たな王者が生まれるとその強さを測る時に全盛期のヒョードル選手とどちらが強いか!?
という議論が度々巻き起こりますが、そのヒョードル選手に十分肩を並べると言われているのが、今回紹介するケイン・ヴェラスケス選手です!
強烈なパウンドとテイクダウンを武器に、決して試合を膠着させないアグレッシブなファイトで見るものを熱くするファイターです!
現在は怪我のため長らく試合から遠ざかっていますが、ファンからの人気はとても高く、その強さは未だに多くのファイターから恐れられています。
今回はそんなケイン・ヴェラスケス選手の戦績や強さの秘密について詳しく紹介したいと思います!
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ケイン・ヴェラスケス選手のプロフィールやファイトスタイルは??パンチ力がすごい!?
ケイン・ヴェラスケス選手はアメリカ合衆国生まれのカリフォルニア州サリナス出身の総合格闘家です。
父親がメキシコからの移民で、メキシコ系アメリカ人の誇りとしてUFCで大活躍しています。
主なタイトルは、第15代と第17代のUFC世界ヘビー級王座のタイトルを獲得しています!
所属は、現UFC世界ヘビー級&ライトヘビー級の2階級王者で友人のダニエル・コーミエ選手や、現UFC世界ライト級王者のハビブ・ヌルマゴメドフ選手と同じアメリカンキックボクシングアカデミーに所属しています。
185センチ110キロとヘビー級の中では小柄な体格ですが、パワーとパンチ力を武器に並み居るヘビー級の化け物たちを次々に倒す姿は圧巻で、同じくヘビー級の中では小柄で、かつてヘビー級最強と謳われたヒョードル2世として格闘技ファンから高い人気を得ています!
ファイトスタイルは、ボクシング元世界王者も認めるボクシングテクニックと、バックボーンのレスリング技術を頼りとしたテイクダウンを武器に、常に前に出て相手を圧力で圧倒しスタンドやグランドでのKO勝ちを得意としています。
そんなケイン・ヴェラスケス選手のパンチ力ですが、パンチの威力を計測したところ、なんと1トンを超えており、小柄な体でヘビー級の化け物たちをノックアウトするのも頷ける結果となりました!
ちなみに同じくタックルの威力も計測したところ、こちらは1.2トンでパンチ力をさらに超えていました!
戦績は?怪我や現在の様子は??
高校時代はレスリングやアメリカンフットボールで活躍し、高校卒業後はレスリングでオールアメリカンに2度選出されるなど優秀な成績を収めます。
総合格闘技では2006年にストライクフォースでプロデビューを果たしています。
UFCには2008年から参戦しており、デビュー戦でブラッドモリスに勝利にすると、UFC3戦目のデニス・ストイニッチ戦まで全てパウンドで相手を仕留める戦いぶりをみせ、一躍トップファイターの仲間入りを果たしました。
その後も着実に勝ち星を重ね、2010年にプライド時代からの人気選手、柔術マジシャンことホドリゴ・ノゲイラ選手と対戦します。
すでに知名度と実績十分の人気選手相手にも全く臆することなく、終始前に出て相手にプレッシャーを与え続け、得意のパンチでTKO勝利を収めました!
総合格闘技デビューから8戦負けなしと無類の強さを発揮し、その戦いぶりが評価されて、早々とブロック・レスナー選手のもつUFC世界ヘビー級王座のタイトルに挑戦することになりました。
試合は序盤こそブロック・レスナー選手の桁違いのパワーと勢いを前に押し込まれましたが、一度テイクダウンして流れをつかむとそのあとは防戦一方のブロック・レスナー選手にパウンドを浴びせ続け、またしてもTKO勝利でUFC世界ヘビー級王者をマットに沈めました!
ほぼ完封に近いこの勝利で、ケイン・ヴェラスケス選手がデビューから無敗のままのUFC世界ヘビー級王座のタイトルを手にいれました。
その後、ジュニオール・ドス・サントスに敗れ一度は王座から陥落するも約1年後、再びジュニオール・ドス・サントス選手とタイトルマッチを戦い、終始試合を有利に進め、3対0で判定勝利を収めリベンジに成功し、UFC世界ヘビー級王座のタイトルを奪い返しました!
しかし首や背中などの怪我がなかなか完治せず、タイトルマッチでファブリシオ・ヴェウドゥム選手に破れ王座陥落をしてからは満足に試合をすることができなくなり、欠場が増えてタイトルのみならず、最近では試合からも遠ざかっています。
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強さの秘密や今後の予定は!?
そんなケイン・ヴェラスケス選手の強さの秘密は一体何でしょうか?
一撃で相手の意識を飛ばす1トンを超える強烈なパンチ力や、レスリング仕込みのテイクダウンが注目されがちですが、そのパンチ力やテイクダウンを支えるのが土台にある体幹の強さです!
体幹が強いことでどんなメリットがあるのかというと、体幹が強いことでスタンドの攻防でバランスを崩して構えが乱れることがないので、常に前に出て相手にプレッシャーをかけ続けることができるのです!
同じくグランドの展開でも、バランスが良いので逃げる相手の動きに合わせて抑え込みを変化することができ、良いポジションに持ち込んで得意のパウンドを的確に打ち込むことができます!
今後の予定ですが、怪我の為、2016年のトラヴィス・ブラウン戦以来、欠場が続いておりUFCでは未だに復帰の目処が立っていません。
そんな中、突如アメリカのプロレス団体WWEのデビューに向けプロレスのトレーニングを開始しているとのニュースが話題になり、格闘技ファンやプロレスファンを驚かせました!
WWEでブロック・レスナー選手と対戦なんて話になればそれはそれで大いに盛り上がると思いますが、やはりファンとしてはUFCの舞台でもう一度戦うケイン・ヴェラスケス選手の姿が一番見たいのではないでしょうか。
いずれにせよトレーニングは再開しているようなので今後の動向に注目しましょう!
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