世界中から強いヤツが集まる世界最高の格闘技団体UFCにおいて、現在UFC世界ヘビー級王座とライトヘビー級王座の二階級のベルトを同時に獲得している世界最強と呼ばれる男が今回紹介するダニエル・コーミエ選手です!
先日のUFC227でデメトリアス・ジョンソン選手を倒して見事フライ級の王者となったヘンリー・セフード選手と同様に、かつてはオリンピックレスラーして輝かしい成績を収めまていましたが、総合格闘技ではレスリング時代をさらに上回る高成績を残し、今では「DC」の愛称で多くの格闘技ファンに愛される選手となりました。
そんなダニエル・コーミエ選手の戦績や強さの秘密について紹介します。
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ダニエル・コーミエのプロフィールや強さの秘密とは??
ダニエル・コーミエ選手は1979年3月20日生まれのアメリカ合衆国ルイジアナ州ラファイエット出身の総合格闘家です。
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アテネオリンピックに出場したこともある元オリンピックレスラーで、現在は世界最高の格闘技団体UFCを主戦場とし、並み居る強敵たちを抑えて現在UFC世界ヘビー級王座とUFC世界ヘビー級王座の二階級制覇を達成しています!
180cm112kgとヘビー級やライトヘビー級の中では小柄な部類に入りますが、重量級の男たちをパワーで押し切れるほどのフィジカルの強さを持ち合わせており、小さい身体で大男たちをケージに押し込んでコントロールしたりテイクダウンする様は圧巻です!
ファイトスタイルはバックボーンのレスリングで鍛え上げられた組み力や、テイクダウンを武器にしながら、卓越したボクシングテクニックを駆使した戦いかたを得意としています。
ダニエル・コーミエ選手は自分より大きい相手でもスタンドの状態で組み負けすることはめったに無く、レスリングで培った体幹の強さや圧倒的な練習量に裏打ちされた豊富なスタミナが強さの秘密だと思います!
戦績やタイトル獲得までの道のり

これまでの通算成績は23戦21勝1敗1無効試合と長いキャリアの中でも1試合しか負けたことがなく、高い勝率を誇っています!
12歳からレスリングを始めるとメキメキと頭角を現し、あっという間に様々なタイトルを獲得するようになり、大学時代には3度もオールアメリカンに輝くなどその実力を如何なく発揮します。
2002年からは本格的にナショナルチーム入りを果たし、2004年のアテネオリンピックにも出場しました。
その後レスリングを引退するとダニエル・コーミエ選手が新たな挑戦に選んだのが総合格闘技でした。
高い適応能力ですぐに総合格闘技にフィットすると、のちにUFCと統合する格闘技団体ストライクフォースで大活躍し、強豪のジョシュ・バーネット相手に判定勝利を収めてヘビー級ワールドグランプリ優勝を果たしました!
2013年にUFCデビューすると、元UFC世界ヘビー級王座のフランク・ミアにまたしても判定勝ちし、その強さが本物であることを証明します。
その後も順調に勝利を重ね、2014年にUFC178で百年に一人の逸材と言われるライトヘビー級王者のジョン・ジョーンズ選手とのタイトルマッチを行うことが決定するも、ジョン・ジョーンズ選手の負傷欠場で翌年のUFC182に延期になります。
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満を持しての対戦となった両者ですが、最強の王者ジョン・ジョーンズの前に判定負けで屈してしまい、惜しくもタイトル獲得とはならずデビューから続いていた連勝記録がついに途絶えてしまいました。
しかしジョン・ジョーンズ選手が私生活で交通事故トラブルを起こし王座剥奪となるとアンソニー・ジョンソン選手と再びタイトルマッチのチャンスを得ます。
二度目のタイトルマッチは序盤にいきなりパンチをクリーンヒットされあわやの展開でしたが、徐々に持ち直すとスタミナに差がつきはじめ、最終的にチョークで見事強敵を切って落とし、UFC世界ライトヘビー級王座に輝きました!
王座を獲得したダニエル・コーミエ選手は何度か防衛戦を戦ったあと、UFC復帰を果たしたジョン・ジョーンズ選手と再びタイトルをかけて戦う事になります。
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並々ならぬ覚悟で挑んだ一戦でしたが、ハイキックに捕らえられるとそのままパウンドをもらいまたしても敗れてしまいます。
敗れたダニエル・コーミエ選手は王座陥落となるところでしたが、試合後にジョン・ジョーンズ選手のドーピングが発覚し、これによりヘビー級王座は再びダニエル・コーミエ選手のものとなりました。
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二階級制覇への挑戦
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2018年、ダニエル・コーミエ選手は突如ヘビー級参戦を表明します!
UFCで二階級制覇といえばこれまで五人しか成功しておらず、同時制覇を達成すればコナー・マクレガー選手に続く史上二人目の二階級同時制覇となります。
試合の相手はUFC最多のヘビー級王座を三度防衛し、勢いに乗るスティーペ・ミオシッチ選手です!
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二人の身長差は10cm以上あり体格では不利と言われたダニエル・コーミエ選手ですが、試合が始まってみると落ち着いた試合展開から右フック一発で王者をマットに沈め、1ラウンドTKO勝ちを収めて見事二階級制覇を達成しました!!
今後の展開は??
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今後の展開ですが、ダニエルコーミエ選手がスティーペミオシッチ戦の勝利後にブロックレスナー選手を挑発し、これに応じたブロックレスナーがオクタゴンに上がり、次の試合に向けた挑戦表明しました。
ブロック・レスナー選手もこれに応じますが、肝心の対戦時期についてはまだ未定のままです。
さらにダニエル・コーミエ選手は以前から引退時期について話しており、40歳で引退する可能性が高いため次の試合が最後になるかもしれません。
果たして本当に引退してしまうのか?
次の試合も目が離せない一戦となりそうです!!
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