突然ですが、皆さんは格闘技の世界でパウンドフォーパウンドという言葉があるのをご存知でしょうか?
もし体重や身長が皆同じで階級がないとしたら本当に一番強いのは誰なのか!?
という考え方のもと作成されたランキングがこのパウンドフォーパウンドです。
このランキングで現在トップと言われる選手が今回紹介する「マイティマウス」ことデメトリアスジョンソン選手です!
160センチ56キロと総合格闘技の世界ではかなり小さく軽い階級の彼がなぜそこまで強い選手と言われているのか!?
今回はそんなデメトリアスジョンソン選手の強さの秘密について書いていきたいと思います。
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類まれな身体能力の持ち主!?UFCに入るまでの経歴は!?
まず簡単にデメトリアスジョンソン選手の経歴について紹介します。
1986年8月13日生まれの現在31歳です。
ワシントン州ピアース郡で幼少期を過ごした彼は、幼い頃から大人になるまでに類まれな身体能力を武器にバスケットボール、フットボール、野球、レスリング、陸上、クロスカントリーなどの数多くのスポーツに取り組み好成績を収めます。
その中でもレスリングはワシントン州で2位になるなどとても優秀な成績を収めます。
そんな彼の転機となったのは、たまたまテレビで見た大人気リアリティーショー番組「theUltimateFighter」(通称TUF)です。
これを観て一気に総合格闘技の虜となった彼は、すぐさま総合格闘技ジム「AMCパンクレーション」の門をたたきここで総合格闘家としてのキャリアをスタートさせます。
ここで彼はMMA界の知将マットヒュームの指導のもと、アマチュア大会に出場すると全て勝利をおさめ四つのタイトルを取る大活躍をします。
その後プロデビューを果たし総合格闘技団体WECで活躍します。(ちなみにマイティマウスというニックネームがつけられたのもこの頃です)
そして2011年にWECがUFCに統合されるのと同時にデメトリアスジョンソン選手にもスカウトの声が掛かりUFCに参戦しました。
転機は階級変更!?UFC王者までの道のりは!?
2011年2月に初参戦となったUFC126で日本総合格闘技界のスーパースター山本キッド徳郁選手と対戦し見事判定勝利を収めます。
この後さらにミゲールトーレス選手との判定勝利すると、あっという間に2011年10月にドミニククルーズ選手とUFC世界バンタム級タイトルマッチの挑戦権を手にします。
実はこの試合まで建設プラントで仕事をしていたデメトリアスジョンソン選手でしたが、このタイトルマッチを機に仕事を辞め格闘技一本の生活に切り替えました。
それほどまでにかけて臨んだタイトルマッチでしたが、結果は実力の差を見せつけられての判定負けに終わります。
しかし、失意に浸る間もなく2012年3月いよいよ彼にとって転機となる出来事が起こります。
ついにUFCがフライ級を新設したのです!
格闘技の世界においてはほぼ全ての選手が例外なく減量しリミット体重に合わせてきます。
3~4kgは当たり前で10kg近く落としてくる選手もいます。
計量に向けて一気に絞り試合時までにいかに体重を増やせるかが勝敗のポイントになって
きます。
身長160cmの彼にとってはリミット61.2kgのバンタム級は決して適切な階級とは言えませんでした。
リミット56.7kgのフライ級はそれまで増量を余儀なくされていたデメトリアスジョンソン選手にとって初めての適正階級と言えます。
そして2012年3月初代UFC世界フライ級王座決定トーナメントに出場すると、イアンマッコール選手に判定勝利を収めますが、後にジャッジミスがあったことが発覚し、これにより再試合が行われることになります。
しかしすぐさま行われた再戦できっちり勝利すると、続けて行われた決勝戦でジョセフベナビデス選手と対戦し、見事判定勝利を収め初代UFC世界フライ級王座のタイトルを獲得しました!
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極度のゲームオタク!?連続防衛記録は!
デメトリアスジョンソン選手を語る上でもう一つ欠かせないのが大のゲームマニアということです!
その熱の入れようは本物で、本業の総合格闘技より入れ込んでいるのではないかと思うほどです。
超ハードなトレーニングの合間を縫っては、ゲーム配信を行っており多い時には4時間以上ぶっ続けでゲームをやり続けるそうです!
そんなゲーム好きが功を奏して、エレクトロニックスポーツや過去にはXboxなどがスポンサーに付いています。
そんな格闘家としてはちょっと珍しい彼ですが、その実力は本物でもはやフライ級では向かうところ敵無しの活躍をみせ、王座を11回防衛し、現在UFC最多王座防衛記録を更新中です!
パウンドフォーパウンドのトップと言われるのも納得でしょう!!
TJ・ディラショー:Wikipediaより引用
今後の予定ですが、バンタム級王者のTJディラショーやコーディガーブランドなどが対戦を要求しており、
これが実現すればデメトリアスジョンソン選手にとってかなり厳しい戦いが予想されますが、今後どれだけこの記録を伸ばして行けるのか非常に楽しみです!!
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