世界最高峰の総合格闘技の舞台、UFC。
アジア人同士の闘いではなかなか見ることができない大男たちのド派手な殴り合い、ノックアウトが本場UFCの醍醐味でもあります。
しかし、UFCの闘いはそれだけではありません、それぞれの選手が見せるスピードや技術、そして攻めと守りの展開の速さを最大限に見ることができる階級があります。
それはUFCで最も軽い階級「フライ級」です。
今回はそんなUFCフライ級のランキングや選手についてまとめてみたいと思います。
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UFCフライ級とは
総合格闘技の世界において現在最強・最速の戦いを見ることができる舞台が、UFCフライ級です。
UFCフライ級は体重56.7kgまでがリミットの階級で、現在46名のファイターが在籍する階級です(3月18日時点)。
また、今は在籍していませんが日本の格闘技界でも有名になったあの「堀口恭司」選手がUFC在籍時に活躍していた階級でもあります。
そんなフライ級の特徴はなんと言っても「スピード」「スピード」「スピード」です。
殴るのも蹴るのも、タックルするのもとにかく速いのです。
目に追えない速さで勝負がついてしまうこともある、リアルドラゴンボールの世界がUFCフライ級の世界なのです。
UFCフライ級 試合展開の特徴

先ほど述べた「スピード」に加え、フライ級の選手のもうひとつの特徴は「スタミナ」です。
ヘビー級の試合で、たった1ラウンドで選手がスタミナ切れを起こし、膠着状態・グダグダな試合展開になってしまうことがたまにありますよね?
フライ級の試合においてそういう試合を見ることはとても稀です。
オクタゴンの中をこれでもかと言うくらい広く使い、そうかと思えば一気に距離を詰めて打撃戦、打撃戦が終わればまた距離をとって、という風に目まぐるしく攻防が入れ替わり、観てる側を飽きさせず、楽しませてくれるのがフライ級の闘いの特徴です。
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UFCフライ級 最新ランキングと強い選手は誰?
現在46名のファイターが在籍し、凌ぎを削っているUFCフライ級。
まずはUFCが設定・公表している15位までの最新ランキングをご覧いただきましょう。
ランキングは以下の通りです。
C | デメトリアス・ジョンソン | |
1 | ジョセフ・ベナビデス | |
2 | ヘンリー・セフード | |
3 | レイ・ボーグ | |
4 | ジュシー・フォルミーガ | |
5 | セルジオ・ペティス | |
6 | ウィルソン・ヘイス | |
7 | ブランドン・モレノ | |
8 | ベン・グエン | |
9 | ダスティン・オルティス | |
10 | ジョン・モラガ | |
11 | マテウス・ニコラウ | |
12 | ティム・エリオット | |
13 | アレクサンドル・パントーハ | |
15 | マゴメド・ビブラトフ |
ランキングを紹介しておいて何を言うかと怒られそうですが、ランキングももちろん大事なのですが、実は現在UFCフライ級にとって全ての「強さ」の基準となっているのはチャンピオン「デメトリアス・ジョンソン」という選手です。
現在11回のフライ級タイトル防衛記録を持つ、絶対王者でありフライ級の顔がデメトリアス・ジョンソン選手なのです。
個人的な見解ではありますが、現在フライ級においてどんな選手が何位にランクインしているのかよりも、正直デメトリアス選手を倒す相手は誰なのか?
そもそも出てくるのか?というのがフライ級を見る際に、皆が注目しているポイントなのではないでしょうか。
それくらいフライ級では圧倒的な強さを誇る選手なのです。

日本の堀口恭司選手もタイトルを掛け、挑戦しましたがノックアウトはされなかったものの、終始デメトリアス選手が優勢に試合を運び、5ラウンド終盤に腕ひしぎ逆十字固めで負けてしまいました。
まさにUFCフライ級 = デメトリアス・ジョンソンと言って良いほどの選手で、この階級が今後盛り上がるのも盛り下がるのもこの男に掛かっていると言っていいでしょう。
誰がデメトリアス選手を倒すのか?
UFCフライ級の絶対王者であるデメトリアス・ジョンソン選手は現在31歳。
格闘技を始める前のバックボーンはレスリングですが、この穴のない完璧な選手を一体誰が倒すのでしょうか?
アスリートとしてもそろそろピークを迎えるデメトリアス選手ですが、個人的な考えですが正直現在UFCフライ級の15位中の選手で該当する選手はいないように思えます。
まさにUFC内では敵なしです。
そんな中ひとつの優力路線として上がっている選手は、TJ・ディラショーという選手です。
何を隠そうこの選手、現在UFCのフライ級のひとつ上の階級「バンタム級チャンピオン」なのです。
年齢も格闘技のバックボーンも似ているこの二人、実は昔から対戦の噂が流れているのですが中々実現しなかったのです。
デメトリアス選手が防衛記録をストップしたくないから彼との試合を避けているのでは、というように本当に様々な噂が流れる注目の二人なのです。
この二人、つまりフライ級とバンタム級の王者同士の試合が決まれば本当に全世界が注目する試合になること間違いなしです。
実現するとすれば、2018年内にマッチメイクが決定するというのが関係者の予想ですが、UFCフライ級のターニングポイントとなる試合になること間違いなしです!
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