今回紹介するのは、UFCヘビー級の次の世代の王者として期待され、UFCの代表であるダナ・ホワイトから
「ヘビー級の将来を担うファイターだ」
とまで言わしめている、現在ヘビー級のランキング4位で人気急上昇中の新鋭、フランシス・ガヌー選手です!
ダニエル・コーミエ選手がヘビー級に参戦したことで様子が変わりつつあるものの、ここ数年はスティーペ・ミオシッチ選手、ファブリシオ・ヴェウドゥム選手、アリスター・オーフレイム選手、ジュニオール・ドス・サントス選手など王者争いに加わる選手のマンネリ化が進んでおり、新たなスター選手を待ち望んでいるUFCヘビー級において待望の新鋭がフランシス・ガヌー選手です。
新鋭と言っても年齢はすでに30歳を超えていますが、総合格闘技を始めてからわずか5年で世界最高の総合格闘技団体UFCのランカーになったわけですから、その伸びしろはまだまだ十分あり今後に期待できます!
それでは、そんなフランシス・ガヌー選手がこれまでどんな道のりを歩んできて現在に至ったのかを紹介していこうと思います。
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フランシス・ガヌー選手のプロフィールや生い立ちは??
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フランシス・ガヌー選手はカメルーン出身の総合格闘家で現在はフランスのパリにあるMMAファクトリーに所属しています。
UFCのヘビー級を主戦場としており、身長194cm体重118kgでリーチは212cmと非常に恵まれた体格で、アフリカ出身の選手らしい身体能力の高いファイターです。
そんなフランシス・ガヌー選手の生い立ちはあまり良いものではなく、カメルーンの貧しい村で育ち、貧困のためまともな教育が受けられませんでした。
そんな荒れ果てた環境なので、当然ながら周りはギャングなど悪の道にそれる者が多くいましたが、フランシス・ガヌー選手は周囲の誘惑に流されず、ボクシングに打ち込みました。
病気のためしばらくキャリアを中断するも、26歳のときにボクシングで食べて行くことを夢見て、お金を持たないまま、なんと徒歩とボートだけでフランスに渡ります。
フランスは移民を多く受け入れてる国で有名ですが、亡命当初は大変苦労したそうでホームレスとして生活していたそうです。
さらに、フランスでボクシングを始めようと入ったジムがなんと総合格闘技のジムだったため、仕方なく方針を転換し、ジムに住み込みながら練習して総合格闘家として夢を追うことにしました。
この間違いがなければ、今の成功はなかったと思うので運命的な巡り合わせだったといえます。
これまでの戦績は?アリスター・オーフレイムやスティーペ・ミオシッチとの対戦はどうだった!?
これまでの総合格闘技の成績は、総試合数が14試合で通算11勝3敗と勝ち越しています。
さらに11勝のうちKO勝ちが7回、サブミッション勝ちが4回とボクシングがバックボーンながら決して打撃だけの選手ではないことを証明しています。
2013年に総合格闘技デビューしてからしばらく下積みの生活を過ごし、2015年からUFCに参戦しています。
UFC参戦後は、全ての試合でKOかサブミッションで勝利するなど、オクタゴンのなかでその才能を余すところなく発揮して勝利を重ね、ヘビー級の中堅選手のアンドレイ・アルロフスキー選手に勝利したことで、ランキング1位の圧倒的な破壊力を誇るストライカー、アリスター・オーフレイム選手と対戦することが決まります。
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ヘビー級屈指の強敵を前にしても臆することなく、連勝の勢いそのままに試合を進めると、1ラウンドわずか1分47秒でアゴが上を向くほど強烈な左アッパーをお見舞いし、一瞬で意識を失ったアリスター・オーフレイム選手をマットに沈めました!!
あまりに衝撃的なKO劇だったためファンの間で大変話題となり、タイトルマッチを熱望する声が殺到しこれが追い風となってスティーペ・ミオシッチ選手のもつUFC世界ヘビー級王座への挑戦権を手にしました!
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2018年1月、UFC220でタイトル獲得を期待され、スティーペ・ミオシッチ選手に挑戦したフランシス・ガヌー選手でしたが、1ラウンド目こそかなり善戦したものの、その後はみるみるうちにスタミナがなくなり失速。
対照的にスタミナ豊富なスティーペ・ミオシッチ選手にスタンドでもグラウンドでも圧倒され判定負けします。
この敗戦でUFC参戦後、初の黒星となってしまいましたが、試合後に
「相手を過小評価しすぎていたし、このスポーツの新しい部分を発見でき、今夜はたくさんのことを学べた」
と前向きなコメントで次に向かう姿勢を示しました。
残念ながら続くUFC226のエリック・ルイス戦でも探り合いの状態が長く続き、結果は判定負けとなりキャリア初の2連敗となってしまいました。
強さの秘密は!?今後の展開は?
そんな彼の強さの秘密はどこにあるのでしょうか!?
その秘密はやはりなんといってもその打撃の破壊力でしょう!!
多くのファイターや専門家にMMA(総合格闘技)で最も重い打撃を持つストライカーと言われており、そのパンチ力を計測したところ941キロを記録し、それまでキックボクサーのタイロン・スポーン選手が保持していた世界記録を更新したほどです!!
今後の展開ですが、かつて勝利を収めたランキング3位のカーティス・ブレイズ選手との再戦が予想されています。
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前回はフランシス・ガヌー選手が2ラウンドでTKO勝ちをおさめていますが、カーティス・ブレイズ選手はキャリアの中でこの試合以外は一度も負けておらず、両者ともタイトルマッチの挑戦権を得るには絶対落とせない試合となるでしょう。
前回のエリック・ルイス戦は消極的な試合運びが非難され、今回はどんな試合運びをするのか注目されています。
タイトルマッチに向けて3連敗だけは絶対避けたいフランシス・ガヌー選手の次の試合に期待しましょう!!
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