UFCでは1993年の団体設立から現在にいたるまでホイス・グレイシー選手にはじまり、BJペン選手やジョルジュ・サン・ピエール選手、さらにはコナー・マクレガー選手など多くのスター選手を輩出してきました。
そんなそうそうたるメンバーのなかでも、UFC史上もっとも才能と素質に満ち溢れた男といえばやはりジョン・ジョーンズ選手ではないでしょうか。
その実力はこれまでのキャリアのなかで負けたのはわずか一回で、しかもその一回は反則負けということでまだ倒されたことは一度もない選手です!
実力は折り紙つきなのですが、プライベートで交通事故を起こしたり違法薬物を使用するなど試合以外のところでその破天荒さが目立っています。
現在はしばらく試合を行っていないジョン・ジョーンズ選手ですが、UFC232で久しぶりの復帰戦をなんといきなりタイトルマッチでメインをかざるジョン・ジョーンズ選手についていろいろ紹介しようとおもいます。
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ファイトスタイルや強さの秘密は??
ジョン・ジョーンズ選手はアメリカ合衆国のニューヨーク州ロチェスター出身の総合格闘家です。
所属は喧嘩家で緻密な作戦をたてる頭脳派として知られるクレッグ・ジャクソンが代表を務めるジャクソンズMMAに所属しています。
プロデビューからわずか3年足らずでUFC史上最年少となる23歳8ヶ月でUFC世界王者になるなどその強さは規格外で最強と呼ぶに相応しい選手です!
そんなジョン・ジョーンズ選手のファイトスタイルや強さの秘密ですが、14歳から始めたバックボーンのレスリングをベースに身長193cmでリーチが215cmと恵まれた体格と長い手足を武器にトリッキーかつ変則的な打撃を武器とする選手です!
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さらにリーチが215cmというのはUFCのなかで一番長く、相手からするとこれだけで非常にやりにくい相手となります。
またそんな長い手足から繰り出されるトリッキーな打撃の多くはYouTubeを見て覚えたと言うから驚きです!
YouTubeを見てそれは実戦ですぐ使えるあたりが運動神経の良さをうかがわせるエピソードであり、このあたりがジョン・ジョーンズ選手の強さの秘密ではないかとおもいます!
UFC史上最年少世界王者へ
高校時代と大学時代にレスリングで優秀な成績を収めたジョンジョーンズ選手は2008年に20歳でプロ総合格闘技デビューを果たすとローカル大会で好成績を残し、同じ年に早くもUFCデビューを果たしました。
2009年のマット・ハミル戦で誤って垂直方向の肘打ちをしてしまい、キャリア唯一の黒星となる反則負けとなってしまいましたが、その後は順調に勝ち続け、当時12戦無敗の強敵のライアン・ベイダー選手にギロチンチョークでサブミッション勝利を収めます。
この試合後、他の選手のアクシデントもありジョン・ジョーンズ選手にUFC世界ライトヘビー級の王座挑戦権を与えられました。
日本のPRIDEでも活躍した強敵マウリシオ・ショーグン選手とUFC世界ライトヘビー級王座をかけて戦いますが、3ラウンド目に見事TKO勝利を収めUFC史上最年少王者となりました!
その後はランペイジ・ジャクソン選手やリョート・マチダ選手、グローバー・テイシェイラ選手やダニエル・コーミエ選手など実力派の並み居る強豪選手を次々と撃破し8回の王座防衛に成功しました!
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王座剝奪と復帰
ここまで順調にきていたジョン・ジョーンズ選手ですが、徐々に歯車が狂い始めます。
ダニエル・コーミエ戦のあとになんと薬物検査に引っかかってしまいます。
このことで本人も使用を認めましたがコミッションからの出場停止などの罰則はありませんでした。
さらにその後レンタカー運転中に追突事故を起こすと、こともあろうことか現場から逃走してしまいます。
さらに車から薬物の吸引器が発見され、この結果ジョン・ジョーンズ選手はUFC世界ライトヘビー級王座を剥奪されてしまいます。
その後も交通違反で逮捕されるなど自分をコントロールできない日々が続きます。
そんなジョン・ジョーンズ選手ですが、再びUFCでチャンスをもらうと1年3ヶ月ぶりとなる復帰戦を見事勝利で飾り2度目のUFC世界ライトヘビー級王座を手にしました!
しかしまたしても禁止薬物を使用しふたたび王座剝奪を言い渡されてしまいました。
これにより1年間の出場停止処分を受けますが、2017年にダニエル・コーミエ選手とのリマッチで復帰をた果たすと、これに勝利してみたびUFC世界ライトヘビー級王座を奪い返しました!
しかし試合後に禁止薬物が検出されライトヘビー級王座をまたしても手放すこととなりました。
今後の展開は??
せっかくの恵まれた才能を重なるドーピングで無駄にするジョン・ジョーンズ選手に多くの選手が残念だと話しているように、その才能は同業者をもってしてもかなり高く評価されています!
それだけに今後はアスリートとして正しい道を歩めるかどうかが、彼の運命の分かれ道となるでしょう!
今後の予定ですが、UFC232で以前勝利したことのあるアレクサンダー・グスタフソン選手とのリマッチが決定しています。
さらにこの戦いはライトヘビー級王座をかけたタイトルマッチということで多くの注目を集めています。
ジョン・ジョーンズ選手の実力からすると、この試合で確実に勝利を収め、今度こそUFC世界ライトヘビー級王座をしっかり保持することが期待されるでしょう!!
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