日本の総合格闘技ライジンでは、ライジン11とライジン12とこの夏立て続けに2本の興行を行いました。
短期間に2本連続で興行を行うなんて、日本でもこのライジンが総合格闘技の先頭を切り、知名度も人気も大きな団体になった証拠ということですね。
しかし、海の向こうアメリカでは世界の格闘技の頂点「UFC」ナンバーシリーズの最新「UFC227」が行われました。
今回はこのUFC227について、試合結果やその最新情報をご紹介したいと思います。
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UFC227の大会概要・対戦カード
UFC227は、日本時間2018年8月5日(日)に米国カリフォルニア州ロサンゼルスのステイプルズ・センターにて開催されました。
なんといっても今回のUFC 227の注目はメインとセミメインのタイトルマッチの2試合です。
まずはUFC 227の全試合結果をご紹介したいと思います。以下が試合結果になります。
【メインイベント】
バンタム級タイトルマッチ 5分5ラウンド
〇 T.J.ディラショー VS × コーディ・ガーブラント 1ラウンド(4分10秒)TKO
【セミメインイベント】
フライ級タイトルマッチ 5分5ラウンド
× デメトリアス・ジョンソン VS 〇 ヘンリー・セフード 判定1-2(48-47、47-48、47-48)
【メインカード】
◼︎フェザー級マッチ 5分3ラウンド
× カブ・スワンソン VS 〇 ヘナート・モイカノ
1ラウンド(4分15秒)
サブミッション(リアネイキドチョーク)
◼︎女子ストロー級マッチ 5分3ラウンド
× ポリアナ・ヴィアナ VS 〇 J.J.アルドリッチ
判定0-3(27-30、28-29、28-29)
◼︎ミドル級マッチ 5分3ラウンド
〇 チアゴ・サントス VS × ケビン・ホランド
判定3-0(29-27、29-27、29-26)
【プレリム】
◼︎バンタム級マッチ 5分3ラウンド
〇 ペドロ・ムニョス VS × ブレット・ジョーンズ
判定3-0(30-26、29-28、29-27)
◼︎バンタム級マッチ 5分3ラウンド
〇 リッキー・シモン VS × モンテル・ジャクソン
判定3-0(30-27、30-27、29-28)
◼︎バンタム級マッチ 5分3ラウンド
〇 リカルド・ラモス VS × カン・ギョンホ
判定2-1(29-28、29-28、28-29)
◼︎フェザー級マッチ 5分3ラウンド
× マット・セイルズ VS 〇 シェイモン・モラエス
判定0-3(28-29、28-29、28-29)
【アーリープレリム】
◼︎フライ級マッチ 5分3ラウンド
〇 アレックス・ペレス VS × ホセ・トーレス
1ラウンド(3分46秒)KO
◼︎女子ストロー級マッチ 5分3ラウンド
× ダニエル・テイラー VS 〇 ジャン・ウェイリー
判定0-3(28-29、28-29、28-29)
◼︎バンタム級マッチ 5分3ラウンド
〇 マルロン・ヴェラ VS × ウリジ・ブレン 2ラウンド(4分53秒)TKO
以上が今回のUFC227の試合結果になります。
ちなみに「プレリム」とは日本でいう前座です。
「アーリープレリム」とは前々座といったところでしょうか。
今回のUFC227、上でも書いた通りメインとセミメインの2試合がかなりの衝撃的な内容で終わり、ファンにも大きな衝撃を与えています。
すべての試合を書きたい気持ちもありますが、今回のUFC227はこの2試合を飛ばしては語れないでしょう。
運命の一戦!T.J.ディラショーvsコーディ・ガーブラントの試合
まずは、メインのT.J.ディラショーvsコーディ・ガーブラントの試合、この試合は本当にストーリーが感動的で運命的な一戦でした。
まずはこの試合、バンタム級王者のディラショーがガーブラントの挑戦を受ける形で行われ、「リダイレクトマッチ」と呼ばれています。
実はこのバンタム級王者タイトルはディラショーの前は、対戦相手のガーブラントが保持していました。
2017年11月の一戦で、ディラショーはガーブラントを破り王者になっているのです。
それから1年経たずして、今度はその逆「獲られた側が獲り返す側」となったわけです。
しかもさらにドラマチックなのはこの2人、もとは同じチームに所属していた元チームメイト同士、いわば同じ釜の飯を食った仲という訳です。
この「リダイレクトマッチ」、終わり方も衝撃的で1ラウンドにディラショーがパンチによりガーブラントを沈めています。
二人とも原則はパンチで勝負に出るファイトスタイルなので、本当にいつどちらのパンチが当たるか分からない、息を飲む一戦でしたね。
衝撃の結末!デメトリアス・ジョンソン vs ヘンリー・セフード
続いて衝撃的だったのが、セミメインのフライ級タイトルマッチ デメトリアス・ジョンソン vs ヘンリー・セフードの試合。
この試合は結論から言えば、パウンドフォーパウンド王者ジョンソンの時代に終止符が打たれた一戦です。
判定ではありますが、6年間11回にも及ぶフライ級の絶対王者の王座防衛記録が途絶えたことになります。
この人が負けるなんてことはあるのか?と皆に思わせるほど、最強の絶対王者かと思っていたのですが、やはりどの時代にも終わりはくるんですね。
今回のUFC227、切なくもありながら、また新たな王者や流れが出来始めるという期待も生まれつつという、ある種「節目」のUFCだったと言えるでしょう。
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