日本のボクシングファンのあいだ、またニュースやネットの中でも未だに度々登場するある外国人ボクサーがいます。
その名は「ルイス・ネリ」。
2018年3月に行われた日本のボクサー山中慎介選手との試合は皆の記憶に新しいところだと思います。
ネリ選手の反則行為に始まり、最終的に山中慎介選手を引退へ追い込んだこの試合は、今でも賛否両論ささやかれる後味の悪い試合でもありました。
実はこのネリ選手と、日本ボクサー界の至宝・井上尚弥選手に対戦の噂がネット上で多くささやかれているのです。
今回はこのネリ選手vs井上選手の試合について、その実現性やもし戦った場合の試合展開について語ってみたいと思います。
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ルイス・ネリvs井上尚弥の実現は本当にあり得るのか?
まず第一にみなさんが気になるのはこの部分だと思います。
現在ネット上で一番あがっているのがWBSSにおけるネリ選手vs井上選手の対戦です。
しかし残念ながら現時点で、正式にネリ選手のWBSS参戦決定を報じているものはありません。
ネリ選手自体はWBSSへの参戦要望を出しているようですが、なにせネリ選手は現状でまだ山中選手との試合の厳罰処分期間が終わっていない状況です。
しかし一方で、WBSSのバンタム級トーナメントは9月に開催される予定ですが、このネリ選手の厳罰処分期間が終わるのも9月です。
この偶然もなんだかちょっとタイミングが良すぎる気もします。
なのでネリ選手のWBSS参戦については現状まだ「調整中」または「調整済だが公式な発表はまだ」というのが正直な状況なのではないでしょうか。
そこで、WBSS以外の舞台でルイス・ネリvs井上尚弥の実現は本当にあり得るのか?という部分が気になりますね。
厳罰処分が終了する9月以降でネリ選手はボクサーとしての活動はできますが、日本での試合はできません。
山中選手との試合による懲罰として日本では試合できないことになっているからです。
なのでいずれにしても、ネリ選手vs井上選手が実現するとしても日本以外のどこかで行われる可能性が高いですね。
やはり現状ではWBSSでの両選手の対戦が最も可能性の高い線でしょう。
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ネリ選手vs井上選手 戦ったらどっちが強いのか?
批判的な意見ばかり多いネリ選手ですが、まず前提として理解しなければいけないのはネリ選手は簡単に倒せる相手ではないということ。
12回の王座防衛を誇った山中選手を、確かに体重オーバーしていてたとはいえ開始数ラウンドでKOしてしまったのですから弱いはずがありません。
そもそも26戦中26勝、しかも内KO勝利は20回。
このネリ選手のプロ戦績は紛れもない事実です。
山中戦で行ったことは決してゆるされることではありませんが、イコールネリ選手が弱いというわけでは決してありません。
日本では実力以外の部分で有名になってしまったのでしょうがないかもしれませんが、ネリ選手のボクサーとしての実力は紛れもなく本物、同階級で世界のトップクラスにあるということは認めざるを得ない事実でしょう。
前回の井上選手の試合、対マクドネル戦では井上選手の圧倒的な強さが目立った試合内容でもありましたが、相手選手の調整不足もそのおおきな要因としてありました。
もしネリ選手vs井上選手の試合が実現し、ネリ選手が完璧な体調でリングにあがったのなら「井上選手が余裕で勝てる」と大声で言うボクシングファンは少ないでしょう。
そしてもうひとつ大きなポイントとなるのはネリ選手の体重です。
前回の山中選手との試合は「バンタム級」のタイトルマッチでした。
その試合で2キロ以上の体重オーバーをしたのですから、そもそもネリ選手のベスト階級はバンタム級ではなく、もう一つ二つ上の階級かもしれません。
しかし仮に、減量に成功し、体調も完璧に仕上げて井上選手と同じバンタム級で戦ったとしたら、バンタム級に階級を上げたばかりの井上選手にとっては脅威であることは間違いありません。
実際どんな試合展開になるの?
それではこの二人が試合をしたらどんな試合展開になるのでしょうか?
まず、ネリ選手の得意技はなんといっても一気に距離を詰めて左右で繰り出すフックの連打。
連打のスピードもさることながら、遠い距離から至近距離まで詰めるスピードが尋常ではありません。
そういった意味では、倒し方としては井上選手とネリ選手はかなり似ているかもしれませんね。
もちろんお互い研究してくるので、序盤から打ち合いをするなんてことはないでしょうが、それでも相手をKOする際のファイトスタイルはとても似ている二人です。
終盤ではそんなシーンもあるかもしれません。
それともうひとつは井上選手が感情的にならないかということ。
いつものように冷静・冷徹な戦い方ができれば良いのですが、「山中選手の敵討ちーー!!」という感情が先走ってしまうと、その隙をネリ選手は突いてくれるかもしれません。
いずれにしれも、二人の対戦に関しては首を長くしてその情報を待ちましょう!
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